脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみのでは、月齢をもとに、剪定の適期に合わせて剪定しています。
月齢が再び剪定の適期になり、ブルーベリーの剪定を再開しました。
月の満ち欠けの周期が植物にもたらす影響
生物は水でできている。だから月の引力の影響を受ける
動物や植物などの生物の体内はそのほとんどが水分です。
体内の生命活動の多くは水分と密接にかかわっています。
月は、地球の引力により地球の周りをまわっていますが、同様に月も地球に対して引力を働かせています。
その月の引力が水の動きに働きかけることは広く知られています。
海の潮の満ち引きなどは有名な話ですが、同様に生物の整理現象にも影響を与え、
月の引力の影響は、地球との位置関係、すなわち月の満ち欠けの周期によって変化します。
そのため、生物は月の満ち欠けの周期の影響を受けるのです。
樹木の樹液の月の周期による動き
樹木の場合、体内の水分は主に樹液です。
月の満ち欠けの周期により、樹液が地下部から地上部の間を上下します。
具体的には、満月付近が最も地上部に樹液が引き上げられ集中し、新月付近では地下部に集中することになります。
月の周期に合わせた剪定
この樹液の動きを考慮し、剪定作業の適期が決まります。
それは、果樹(樹木)の場合、幼木と成木で取扱いが異なってきます。
幼木の場合
幼木、場合、特に植えつけてから、最初の剪定は、これからどんどん伸ばしたたい時期になります。
この場合は、樹液が地上部に拡散していく時期の方が望ましく、
具体的には、幼木の剪定は新月から上限の月までの期間が適期となります。
定植する場合もこの頃が適期になります。
なお、新月から三日月頃が最もよい時期と言われています。
成木の場合
成木の場合は、地下部に集中している時期の方が望ましく、
成木の場合は十八夜(満月3日後)から新月までの期間が適期となります。
なお、二十六夜から新月の頃が最もよい時期です。
この時期に剪定することで、樹木の衰弱化を防ぎ、剪定跡の治癒効果も高く、不要な新梢なども伸びにくとされています。
剪定の適期が再びきたので、ブルーベリーの剪定再開!
2022年の2月後半は、2月19日頃から適期になってきますので、一旦、休止していた剪定を再開しました。
今年は、雪がよく降っているため、剪定も雪の中での作業が多いような気がします。
しかし、今日は、日中の気温も高くなってきて、いつもよりは暖かい。
すこしずつ春に向かってきているようなきがします。
無心になれる剪定の時間は、なんだか癒されます。
最近少し、人間不信に陥るような悲しい出来事があり、ちょっと落ち込んでいましたが、心が洗われるようでした。
自分を応援してくれる人たち、ブルーベリー農園を楽しみにしてくれる人たち、何より自分自身や、一生懸命考えながらやってきたことを信じていこうと思えました。
雪の上には、キジの足跡もありました。
あと、2、3日で剪定は終えられそうな感じです。
(参考資料)
月と農業~中南米農民の有機農法と暮らしの技術(ハイロ・レストレポ・リベラ、農文協)
種まきカレンダー2021(ぱっこわ耕文舎)
イン・ヤンカレンダー和暦・月暦
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(↓玄関現代農業2022年2月号(農文協)に 私の関連記事が掲載されました)
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