脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました、そして今は起業し、自分のブルーベリー農園を準備しています。かんざきたつや(@ttykanz)、36歳です。
農業を目指した、いきさつなどは、下記のプロフィールページをご覧頂けるとうれしいです。
長野県安曇野市にて、もうちょっとで農地が決まります。
ご協力いただいております関係者の方々、本当にありがとうございます。
こうご期待☆
今回は、農法について、少しだけ思うことを書いてみました。
私は、まだ自分のビジネスとしての農業を回していった経験がないので、
あくまで、自家消費の家庭菜園的な観点としてお読みいただければ幸いです。
農法と呼ばれるものは、慣行農法、有機農法、自然農法、炭素循環農法、植物工場、養液栽培・・・・すごくたくさんありますね。
「農法」は、「農作の方法」だそうです。(デジタル大辞泉)
・・・実にシンプルですね。
栽培の目的は、基本的に有用な植物を生産することだと思います。
自分で作物を作ろうと思ったとき、はたして最適な方法は何なのだろうか?
と、よく思いました。
最初の頃、何だか、漠然と農薬とか化学肥料を使うことが悪いことで、そうじゃない有機物を使う方がいいような気がする・・・とか思ってました。
しかし、単純に化学合成されたものの代替品として有機的な物に置き換えばいいと思っていたら全然無理なことも多く、いってしまえば、病害虫に対抗する武器が鉄砲から竹やりになっただけでは解決しないのだなあと、反省し・・・・
作物自体が健康で強くなるための下準備、栽培方法にあった品種の選定や微生物も含めた環境のパワーアップがいるなあと思い・・・
元々、森林とか林業を勉強していたせいか、そもそも草が一本もない、きれいな畑が荒野のよう感じて、なんとく違和感があったこともあり・・・
現在では、一般的に自然農法とか自然栽培呼ばれる方法に近いやり方を多く採用しています。
完全に機能しているかと言えば怪しいですが・・・楽しいです。
始めて作物を育てたとき、植物を育てるのではなく、植物が様々な力を利用して自分で育ち、そのサポートをしていくという事実に衝撃を受けてました。
それで、様々な生物とのかかわりの中で、作物のもつ力を存分に発揮させる環境を整えることがおもしろいと思うようになりました。
植物を元気に育てて、結果として農薬などが不要になればベストかなと。
少なくとも、自家消費程度の小規模なら実は低コストでもあることもわかってきました。
ブルーベリー栽培に興味をもったのも、ブルーベリーがもつポテンシャルに魅かれた部分もありますが、果樹の中では珍しく、自然栽培的に育てることが可能だからというの一因です。
でも、これは、私が「おもしろい」って思うだけで、ほかの人が面白いって思わないかもしれないし・・・
各々が「好きにな方法でやればいいじゃない。」と思います。
化学肥料、農薬などを使った戦後に普及した現在一般的な農法を「慣行農法」というようです。
自然農法とか有機農法など自然よりの農法を推奨している方でであからさまに慣行農法を批判しているような記述をみかけることがあります。
その逆もしかりです。
中には、「慣行農法はまずくて有機栽培はおいしい」みたいなことを書いているようなものもあります。
前提となっている条件がわからないのでなんともいえませんが、
食味は品種や鮮度や旬の時期により相当異なるので、味の原因を農法だけで厳密に判断することはかなり困難だと思います。
安心・安全というのも、よくセットで使われますが、「安全」は残留農薬など数値で計測できますが、「安心」は、安全の基準値が何であろうと、誰かが「安心できない。」と言えば、満たすことができない、主観的な判断です。
こうあるべきとか、正しいとか正しくないとかの議論は終わりがないと思われるので、一旦置いておいて、
シンプルに自分が気持ちよくできる方法で楽しむ方が幸せではないかと思います。
おもしろそう。楽しそうなことに人は集まるし、広まるのでは?
そんな風に思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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