脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました、そして今は起業し、自分のブルーベリー農園づくりを進めています、かんざきたつや(@ttykanz)、36歳です。
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日々着々と準備を進めております。
こうご期待☆
よく、現場は「教科書どおりにいかない」とか「机上の空論」という話がよく出てきます。
たしかに、実際に現場で作業してみると、教科書どおりにはいかない現場の特性や様々な状況の変化で臨機に対応しなくてはならないことも多いです。
一方で、そもそも「教科書どおりにやってない」という側面もあるかと思いましたので、記事にしてみました。
「教科書どおりにはいかない」以前に教科書どおりにやってるかということ
最初から教科書どおりにやってないかも
世の中には様々な、解説書やマニュアルのようなものが存在します。
自分には合うのか、現場に合うのか、やってみなければよくわからないこともあります。
やってみて、結果が出なければ、「教科書どおりにはいかない」とか「うちは特殊だから・・・」ということになりがちです。
しかし、そもそも実施する段階で、ちょっと面倒な部分を省いたり、そもそも教科書どおりにやっているのかという問題もあると思います。
実は、私もすごく多いです。
「次の3つを実施すべきだ」
と書いてあって、そのうち1つが面倒でやっていなければ効果が得られないことも実際にはあります。
書物での限界もあるかもしれませんが、そもそも本質的なことが理解されていないことも考えられます。
最初は、正確に理解する意味でも、自己のアレンジをせずに愚直に再現してみることも大切かもしれません。
机上の理論は不要なのか?
テレビドラマなどの影響なのか、「現場」の人間がかっこよくて、「机上の理論」は現場を知らない人間が振りかざすものみたいな構図がイメージされることが多いです。
しかし、県庁で「机上の理論を組み立てる仕事」と農業法人で「現場の仕事」を両方やってみた私の感想としては・・・・
どちらかだけでは破綻するということです。
現場で得られるものだけでは、知識の広がりに限界があります。
机上の理論を組み立て、現場で検証する、また机上へもちかえる。
その繰り返しが無いと、全く知識も技術も発展しません。
また、前述のとおりある理論を検証しようと思えば、
実施では「正確に」実施することが必要です。
そうでなければ検証することはできません。
星野リゾートの社長が勧める「使うための読書」
「星野リゾート」は長野県軽井沢町を拠点とし、全国で旅館やホテル、リゾート施設などを運営する企業です。
とくに、破綻しかかった観光施設を独自の手法で再生し、新たなブランドを確立する経営は高く評価されています。
常識にとらわれない・・・みたいな表現をしたくなりますが、
星野佳路 社長 自身は、「星野リゾートの経営は教科書どおりだ。」と言います。
ほとんどがビジネス書。
とくに外国の永きにわたり読み継がれてきた、古典みたいなビジネス書の手法を正確に読み解き、正確に実施しているとのことです。
もちろん、うまくいく場合もいかない場合も、実際の現場で検証し、微調整していっています。
たしかに、世の中はかわり、ビジネスを行う環境は刻々と変化しています。
しかし、人間そのものは変わりません。
一見みえにくくなっていますが、インターネットビジネスですら競争相手やお客さんも人間。
人間相手に商売をしていることは何もかわらないのです。
実業家、経営コンサルタントの本田晃一氏も
「ビジネスの手法は二千年前から何も変わっていない。」とも言っています。
古典的なビジネス書であっても、星野社長のように、正確に、どう使うかを考えながら読み解くことで、現代でも通用する手法となるようです。
著書では、考えながら、アイディアも書き留めながら読むので全く速読ではなく「遅読」だと述べていました。
- 作者: 中沢康彦
- 出版社/メーカー: 日経BP社
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私もすごく多いのですが、
読書をするときは、いつもまにか知識を得ることが目的化してしてしまいがちです。
目的はその先にある・・・。
机上の理論を軽んじる前に、正確に理解し、実施しているか、問いながら「使うための読書」をしていきたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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