脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
春のめぐみがいろいろと出てきました。
「つくし」や「よもぎ」などです。
畑に取り残した野沢菜の花が咲き、「菜花」も収穫することができます。
こういった身近な食べ物。
大切にしています。
身近な食べ物のエネルギー
春の身近な食べ物はいろいろとあります。
例えば「つくし」。
スギナの胞子茎と呼ばれる胞子を飛ばすための器官です。
胞子を飛ばすとすぐに枯れてしまうので、この時期しかみることができません。
スギナはカルシウムが豊富でケイ素も多く含まれます。
またデトックス作用もあり、老廃物を取り除いてくれます。
栄養素はもちろんのこと、厳しい冬を乗り越えて、春にぐんと伸びるエネルギーを頂いているような気がします。
食べ方もそれほど難しくなく、「はかま」を取り除いてさっとゆでるだけです。
おしたし、卵とじなどがおすすめです。
そのほかにも、「よもぎ」も新芽を出していました。
よもぎは、デトックス効果はもちろん、浄血や造血作用があり、消化にもよいため、ほぼ万能な「和のハーブ」です。
とくに、この時期の新芽に栄養価が高いので、この時期にたくさん摘んでおいて利用しています。
農業的にも「天恵緑汁」の材料になったりと、万能な植物です。
(↑よもぎ(左)と菜花(右)
身近な植物の魅力を伝えたい
(↑春先のフキノトウ)
身近な植物を利用することは、その土地のミネラルなどの栄養素、エネルギーを頂くことです。
生活に中に取り入れること、不自然に生きる人間が、自然とつながれる貴重な要素のように思います。
そういったものは「貧乏くさい」といわれたこともあります。
もしかしたら、お金をはらって食べるものだけが価値があるものだという考え方に基づいているのかもしれません。
また、「食べるのが手間がかかりそう」といわれたこともあります。
たしかに手間がかかるものもあるのですが、必ずしもそうではなく、情報が少ないことが原因だったりするかもしれません。
雨が豊富でこれほど、植物や有機物に恵まれた国はとても貴重です。
なんだかとっても、もったいないように思えてくるのです。
これからも、自分が楽しみながら、身近な資源、身近な植物、農村の魅力を伝えていきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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