脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
畑では、モグラをみかけることも多いかと思います。
モグラが縦に土を掘り出す「縦穴」はわりと目立ちやすいと思いますが、その「縦穴」ができやすい場所について考察してみました。
モグラの縦穴とは?
モグラは、一匹でも200~300m以上のトンネルを掘るそうです。
モグラが食べるものは、ミミズや昆虫の幼虫など100%動物食です。
植物は食べないのですが、トンネルを掘っていく過程で植物の根が掘られたりして、枯れてしまうことがあります。
私もたまに野菜苗を掘り起こされてしまう被害にあっています・・・・。
横穴のトンネルは、地下10~30cmくらいと、比較的浅いようです。
ときどき、縦に穴が開いていることがあります。
本などを見ると、「余分な土を排出している」と書かれていることが多いです。
しかし、私が見る限り、縦穴も、ある場所には法則性があるように思います。
モグラの縦穴ができやすい場所
私が観察した限り、モグラの縦穴ができやすい場所は。
- 最近トンネルを新設した箇所
- 通路などの踏み固められやすい箇所
- 勾配の変化点など比較的、滞水しやすい箇所
のような気がします。
これは、きのこの廃菌床を積んでおいた箇所。
きのこの廃菌床付近には、ミミズなどが一時的に増加するため、エサをとるために、トンネルを伸ばしていったのではないかと思います。
こちらは、庭の畑に向かう通路です。
野菜畑でも、ブルーベリー農園でも、ローズ園でも、やはり通路付近に縦穴が多いように思います。
さらに、勾配が変化する地形など、比較的滞水しやすい場所にも多いような気がします。
モグラの縦穴が多い理由
トンネルを新設する場合は、掘り出す土自体が多いので、縦穴が多くなるのは必然だと思います。
また、それ以外にも、通路や滞水しやすい場所に多いことについては、以下の仮説を立てました。
- 頻繁に踏まれたり、水がくるため、トンネルが壊れやすいのでよく修理している。
- 踏み固められたり、滞水しやすいため、通気性が悪いところを縦穴で改善している。
最近、興味をもっている大地の再生研究所の「大地の再生」では、勾配の変化点などの、排水や通気性を改善しているのをよくみかけるため、
2の説のような気がしてしまいますが、今のところは確信がもてていません。
しかし、以前は縦穴が多かったのに、減っていく現象もみられることから、通気性なども関係しているような気がしてなりません。
引き続き、観察していこうと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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