脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
先週まで、異常気象な暖かさでしたが、今週からは、冬らしい寒さが戻ってきています。
今回はメンデイト(メデット)中心の剪定でした。
かなりよく育っていて、剪定もやりやすい感じでした。
モグラの穴をよくみかけますが、ブルーベリーに被害はありません。
その理由もふくめて、考えてみました。
メンデイト剪定
今日はメンデイト(メデット)中心の剪定でした。
メンデイトは、1958年に発表された品種なので、なんと60年以上前の品種です。
黒っぽい、どこか野生種のような風貌が印象的で、黒っぽいのは、交配親であるフロリダ系野生種の特徴だと言われています。
実は柔らかく、中粒サイズ。
甘味が強いラビットアイ系の中でも糖度が抜群に高いです。
実が柔らかく潰れやすい、ブルームがほぼ無いという特徴のため、市場出荷では評価が得られにくい品種でした。
うちでも、ネットショップなどで発送する場合は、潰れるリスクを避けるため、メンデイトは入れていません。
しかし、摘み取り園では、かなり人気のある品種です。
特に子供たちに人気があります。
樹勢が強く、強い結果枝が出やすく、花芽が、ものすごくたくさんつきます。
ラビットアイ系ブルーベリーは一枝に20個以上花芽がつくこともありますが、
メンデイトは30個くらいになることもあります。
私は、基本的に摘み取り園では、花芽調整をしていませんが、メンデイトは少し減らすこともあります。
樹形はやや開帳性ですが、細かい枝が少なく、剪定しやすい品種です。
冬は畑でモグラの穴が目立つ
特に冬は、モグラの穴(縦穴)が目立つ気がします。
あんな小さな体で、よくこれだけの土を持ち上げるものです。
以前、モグラの生態に興味があったので、モグラの本を読んでいたら、ブルーベリーは有機マルチを敷くため、植え付け後にモグラに被害にあいやすいと書いてありました。
有機マルチの下にミミズなど幼虫が集まるのが、その理由のようでした。
たしかに、木材チップマルチの中に穴をあけて入ろうとした形跡はたみかけますが、ブルーベリーの株元まで掘られたことはありません。
だいたい途中であきらめてように、穴が途中で終わっています。
おそらく、これは、ブルーベリーの植えつけたときに、散布した硫黄粉を避けているのではないかと思います。
植えつけ地の土壌酸度を下げるために散布しているものです。
最初にしか散布していませんが、土壌酸度はpH4.5程度をキープしているようです。
ある程度、成長してしまえば、特に追加で散布する必要はないと思われます。
私の「ど根性栽培」の師匠、千葉県木更津市エザワフルーツランドの江澤貞雄さんは、
硫黄粉でイノシシ除けも兼ねていると言っていましたが、モグラにも効果があるようです。
幼木の時のブルーベリーの根に直接影響がなければ、モグラは、むしろ排水性や、フンなどで、土壌を肥やしてくれるものだと考えています。
https://ttykanzaki.com/dokonjou2022483/
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※「にほんブログ村」のブログランキングに参加しています。 よろしければ、画像をクリックしていただけるとランキングに反映され、励みになります。