幸せフルーツ工房の「競合」への考え方~戦わない経営とは~vol682

観光農園の始め方
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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自分のビジネスを持っている人は特に「競合」というものと向き合うことがあると思います。

私は、正直「競合」が一番抵抗があったことでした。

今回は、私の「競合」との向き合い方について、書いてみたいと思います。

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「競争」が苦手だった私

私は子どもの頃から、「競争」というものが何故か苦手でした。

何となく、人間関係が一時的にギスギスしたり、みんなから置いていかれるような不安感や恐怖感のようなものが強かったのかもしれません。

同じ状況で競争する状況がいつも不安になるので、スポーツや勉強、仕事などに取り組むときに、無意識に「みんなと違う方法はないかなあ・・・?」ということをいつも考えていたように思います。

競争の必要性も理解していますし、競争でエネルギーが湧いてくるタイプの人もいると思います。

本当に個人的に「苦手」なだけでした。

起業するときは「被らないように」ばかり考えていた

農業で起業し、自分のビジネスを持ったときに、正直なところ、一番抵抗があったのは「競合」でした。

前述のとおり、基本的に競争が苦手なので、なるべく、他と「被らないように・・・被らないように」ということばかり考えて商品やサービスを作ってきました。

こういった独自性というのは、マーケティング用語では「USP(Unique Selling Proposition)という言い方をする場合があります。

お客さんが他の事業者ではなく、あなたから買う理由とも言えます。

重要な要素ではありますが、ある時、大切なことに気が付きました。 

「自分らしさ」を発揮することで競合は生まれない

それは、自分にあった場所で、自分の特徴をしっかりと活かすと、そもそも競合しないということです。

競合しているということは、個性を活かしきれていないか、そもそも活かせない場所やルールでビジネスやっているということです。

ブルーベリーの観光農園を例にとっても、コンセプト、ターゲット顧客、価格といった基本的な要素はもちろんのこと、

それらに基づいて、作られるレストスペースやサービスの考え方等も、経営する人によって、実はかなりの違いが出てきます。

同じ栽培方法「ど根性栽培」で経営している、私の栽培の師匠や、友人の農園に行っても、やはりみんないろいろな違いがあります。

いい意味で「その人らしい」と感じました。

そのことに気が付いてから、とっても気楽になり、いい意味で「自分のことに集中」できるようになったように思います。

今でも、同業者やターゲット顧客が近い他の業種のサービスを調べることはありますが、

どちらかと言えば、自分の特徴を出し切れているか、他との違いをわかりやすく表現できているかの確認作業のためです。

「戦わない経営」へ

 競合的な存在を「奪われる」という世界観で見るのか、「そもそも競合しないのだから、みんなが良くなると、全体も良くなる」という世界観で見るのかでは、日々の自分の気持ちや行動が全く違ってくるような気がします。

もしかしたら、それぞれの経営者の個性や特徴が発揮できれば、その業界全体が総合的に豊かになるのかもしれません。

今のところ、そんな感じで考えていますが、最近、本棚を整理していたら、5、6年前に読んだ、経営コンサルタントの浜口隆則さんの著書「戦わない経営(かんき出版)に、実はほとんど同じ内容が書いてあることに気が付きました。

こんなに立って、やっと腑に落ちた、という少し、お恥ずかしい話でした。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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