脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
私は、剪定作業がけっこう好きです。
そのため、2024年も、つい元日から剪定を始めてしまいました・・・。
特に1月2日はポカポカ暖かく気持ちがよい天気でした。
あくまで私の場合ではありますが、
これまで、品種ごとに、気が付いたことや、自分なりに気を付けているポイントがあるため、ちょっとずつ紹介できたらと思います。
今回は「ウッダート」です。
ウッダートの樹形と剪定のポイント
ウッダートの樹形は、「開帳性」と呼ばれており、確かに、少し開き気味に枝が伸びます。
枝が軟らかめのため、同じ開帳性の「クライマックス」などよりも、さらに開き気味になる印象です。
開き気味に樹形を整えると、ブルーベリーの実がなったときに、垂れ気味になって、地面についてしまったり、傷んでしまうことがあります。
そのため、他の品種より、さらに立て気味を意識して剪定しています。
また、低い位置(40cm未満を目安にしています)に実をつけないことも、他の品種より、さらに気を付けています。
ウッダート細い枝にも花芽が多い
比較的、花芽が多い部類の品種ではないかと思います。
細くて短い枝にも花芽がけっこうつきます。
あまりに細い枝に実をつけすぎると、いい実がつかなかったり、葉の量とのバランスがとれなかったり、重みで枝が折れることもあります。
ウッダートは花芽が多いので、よりもったいなく感じますが、少なくとも直径は5mm以上、長さもなるべく15cm程度以上の枝に厳選して、間引き剪定しています。
ウッダートひこばえ(サッカー)が多いので穂木がよくとれる
ウッダートは「ひこばえ(サッカー)」が多く出るように思います。
多すぎたり、位置の悪いサッカーは、根元からカットしてしまうため、挿し木用の穂木もよく取れます。
昨年から、苗木の生産をしていますので、貴重な資源です。
ウッダートの夏剪定の効果?
徒長(伸びすぎ)気味に、鉛直に強く伸びて、あまり花芽をつけない、いわゆる「徒長枝」を、
夏期に摘心(先端をカットする)して、花芽をつけさせる方法があるようです。
これを「夏剪定」と呼ぶ場合があるようです。
※単に休眠期以外(夏期)に行う剪定の総称を夏剪定と呼ぶ場合もあります。
ここ数年、日本ブルーベリー協会の会報誌などでも紹介されてきていました。
先端を摘心する時期によって、枝が分岐したり、枝は分岐せずに花芽をつける場合にわかれるようです。
私は、どちらかというと、枝を分岐させ、結果枝を増やすために摘心していました。
ところが、摘心する時期によってなのか、分岐せずに花芽をつけている枝が、ウッダートでもけっこう見られました。
摘心したすぐ下にできる花芽からできる果実はより大粒になるそうなので、観察してみようと思います。
意図していたわけではないですが、どうなっていくのか、興味があるため、観察していこうと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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