脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
「ブルーベリーの森あづみの」は、今年8月上旬に、ブルーベリーの摘み取りやパーマカルチャー体験ができる観光農園としてオープンする予定です。
オープンの日付については、近々お知らせいたします。
長野県も梅雨入りしました。
近畿地方まではかなりの早さで梅雨入りしましたが、関東甲信地方以東は、むしろ例年より遅いくらいでした。
豊富な雨量と気温の上昇、時々の晴れ間の強い太陽光。
草たちが元気に伸びる季節です。
雑草にも様々な役割があるため、なるべくその力をおかりしていますが、作物と競合する場合などには草刈りをしています。
冬場以外は、草たちと多くかかわっているため、様々な工夫をしています。
今回は、その一つ「太陽エネルギーでの草刈り」の可能性について書いてみました。
電動刈払機の可能性
ブルーベリー農園の草刈りは、3週に1回、乗用草刈り機をメインに行っています。
刈高は5cm程度と比較的高刈りです。
低く刈りすぎると、生長点の低い位置にある、イネ科草本ばかり優先してしまうため、そのような工夫をしています。
また、ブルーベリーの株まわりや、畦などは肩掛式の刈払機を使っています。
最初の頃は、エンジン式を使っていましたが、最近は電動式をメインにしています。
重量が3kg程度(バッテリー含む)と、エンジン式の6割程度の重さしかないため、体に負担が少ないためです。
刈払機は非常に便利な道具ですが、長時間使用すると、重さ(あるいは暑さ)で疲れてきます。
電動式は、重さが半分なこと、振動が少ないため、体験的には疲労度も半分程度のように思います。
パワーは通常の草であれば、高速回転にすればエンジン式とほとんど遜色ありません。
しかし、木本などが混ざってくると、モーターが熱をもって停止してしまうことがあり、エンジン式よりはパワーが劣ると思います。
バッテリーの稼働時間が短いという弱点をどう克服するか
電動式の刈払機の最大の弱点は、バッテリーの稼働時間が短いことです。
私の使っている刈払機では、高速回転で、6Ahのバッテリーで60分程度、3Ahのバッテリーで20分程度しかもちません。
私はバッテリーを6Ahを1つ、3Ahを2つもっていますが、連続では1時間半程度しか作業ができないことになります。
このくらいの作業量にとどめておくのも一つの方法ですが、作業状況により、どうしても、今日中にやってしまいたいときなどもあります。
ポータブル電源で充電しながら、作業する
観光ブルーベリー農園でのキッチンカー用にポータブル電源を入手していたため、それで充電しながら、作業をすることを考えました。
充電しながら複数のバッテリーを使用することで、連続して作業することが可能です。
しかし、充電するのに、6Ahが一時間程度必要で、3Ahでも30分程度必要なため、バッテリーが6Ahが1つ、と3Ahが2つのサイクルだと、満タンにできないことがあるため、バッテリーを追加するか、休憩をはさむなどの工夫が必要だと思いました。
これは今後の課題です。
太陽光で充電し、草刈りをする
さらに、ポータブル電源をソーラーパネルに接続し、太陽光をエネルギーにして草刈りをすることを考えました。
私がもっているjacklyのソーラーパネルでは500kwh程度のポータブル電源が6時間程度で満タンになります。
太陽エネルギーで伸びた草を太陽エネルギーで充電した草刈り機で刈るのがなんとも複雑ではありますが・・・
化石燃料を使うよりはいいように思います。
まとめ
電動草刈り機はバッテリーの稼働時間が短いため、これまで農業者からは敬遠されてきたように思います。
しかし、作業負担が少なく、使い方の工夫で労力の負担をかなり減らすことができるのではないかと考えています。
女性でも使いやすく、農業人口も高齢化しており、負担の少ない機械は重要ではないでしょうか。
メンテナンスもエンジンより簡単で、故障トラブルも少ない、太陽光発電を利用できるという点も非常におもしろい農具ではないかと思います。
今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
●バッテリーを複数使い、ポータブル電源で充電しながらであれば連続作業が可能
●ソーラーパネルとポータブル電源で太陽エネルギーを活かすことができる
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