脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
うちの農園には竹でつくった「ティピー」があります。
植物の棚にしたり、遊び場になっています。
今回は、黒い竹が手に入ったため、新たなティピーを作りました。
ティピーのつくり方
ティピーのつくり方①油抜き
竹は油分が多い植物です。
たき火やガスバーナーで竹の表面を炙ると、油分が出てきますので、布などで拭き取ります。
そうすると、虫がつきにくかったりして、耐久性が増します。
表面も綺麗になります。
今回はの資材は、黒い「黒竹」が中心ですが、中には、緑色の「マダケ」も少しありました。
黒になじませようと、こんがり焦げ目がつくくらい炙って、みました。
ティピーのつくり方②三脚を組む
土台となる三脚部分をつくります。
私は「はさみ結び」とか「三脚結び」と呼ばれる方法で結んでいます。
アウトドアなどで、調理用の三脚を作ったり、はぜかけのための三脚をつくるときなどに用いられます。
三本を並べて、真ん中に「巻き縛り」でロープを留めます。
短い方の端部は、「もやい結び」をして、立ち上がったとき、何かを吊るせるようにしました。
交互に、なるようにロープをくぐらせていきます。
5~6回ほど、繰り返します。
かっちり結束できますが、その分、三脚の足は広がりにくくはなるので、
三脚をより広く開きたいときは、ロープを細くするか、巻き数を減らしたりして調整します。
竹と竹の間に、縦に2~3回巻きます。
もう一方も縦に2~3回巻いて、最後に巻き結びで留めます。
ティピーのつくり方③三脚を立てる
三脚にした3本の支柱を立てます。
感覚で位置決めしても、だいたいあっていることが多いですが、中心部から、ポールなどを目印に位置を決めると、よりラクにできます。
このときに、支柱の足先を少し埋めておくと、ずれにくくなります。
2~3cmくらい軽く埋めるだけでも、かなりひっかりになります。
この作業は、後でやろうとすると、支柱の支点がかわって、ロープが緩みやすくなるので、このタイミングでやっておくといいと思います。
ティピーのつくり方③支柱を追加する
三脚に支柱を追加していきます。
特に結ぶわけではなく、追加する支柱にぐるっとロープを回していきます。
1本追加するごとに、全体を一周させるのがポイントです。
引っ張りすぎりと、形が歪んでしまったり、先に巻いたロープを緩める原因になるので、ほどほどの力で行うことが大切です。
下にテンションをかけながら回していくと、結び目が上に集約されていきます。
三角形の利点です。
どうしても、結束部分が下の方にきてしまう場合は、ロープを少し下に引っ張りながら、長い棒などで、上に結束部分を押し上げると、結束部分がまとまります。
支柱は、なるべく隙間がないように、パズルのように組むと、支点が安定し、強い構造になります。
ひととおり、巻いたら、残りのロープで、全体を何回か巻いた後、いずれかの支柱に巻き結びで固定します。
NEWティピー完成
今回は、キッチンカー側に、開口部を1mほど設けて、出入り口にしようと思っています。
底面の直径は2mほどで、高さの内寸も2mちょっとの円錐形です。
私は、長さ3mの支柱を使っての、この2mサイズが使い勝手がいいように感じています
しかし、支柱の長さを変えれば、用途に応じて、様々なサイズが可能です。
ティピーには数年前からここに植えてあるアケビを這わせてみようと思っています。
ずっと、ここに植物棚をつくろうとして、アケビを植えていたんですが、なかなか着手できなかったため、少し計画変更してます。
植物を這わせるときは、さらに、麻紐などで、ぐるっと巻きますが、冬は積雪も考えられるので、基礎となる部分だけにしておきます。
ブルーベリー農園でのティピーは3つ目ですが、農園のいいシンボルになってくれればと思っています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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