脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
作物や栽培方法にもよりますが、ある程度の規模の農業では農業機械を使うことが多いです。
私はブルーベリーを中心に、ヘーゼルナッツ、ハーブ類など、合計するとだいたい90aくらい耕作していますので、それなりに広い面積ではないかと思います。
私も少ないながら、農業機械も使いますし、その燃料も使います。
決算書類を整理していく中で、年間の燃料の消費量などもまとめましたので、紹介したいと思います。
なんらかの参考になれば幸いです。
燃料を消費する機械は乗用草刈り機だけ
私の場合、ほとんど草刈りに燃料を使います。
5月上旬から9月下旬くらいまで草刈りをします。
面的なところは、乗用の草刈り機で刈り、栽培作物の周りや畦などは大鎌か電動刈り払い機で刈ります。
大鎌は人力で使う刃物なので、当然ながら燃料が要りません。
電動の刈払い機は、太陽光パネルで充電しているので、こちらも燃料は使いません。
小型の耕運機でごく表面だけ耕して、ハーブの種まきをすることがあるのですが、
年に数回で、燃料もあまり使いません。
燃料はほぼ乗用草刈機で使うということになります。
ブルーベリー農園などで1年間に使う燃料の量
領収書などで集計したところ、燃料はガソリンのみで、2022年の合計は、66.8(L/年)でした。
金額にすると、165(円/L)×66.8(L/年)=11,022(円/年)
年間約1万1千円ほどでした。
かなりリーズナブルに収まったと思います。
2021年よりは、観光農園の日数が3倍になっていたり、耕作面積も1反ほど増えていることから、燃料の消費量も2割ほど増えています。
それでも、作物の周りや畦などの草刈りでは、全面的に、信州鎌(大鎌)や太陽光充電での電動刈り払い機を使用するようになったことから、
燃料の消費量が2割増程度に圧縮できたのではないかと思います。
特に、一昨年に、信州鎌(大鎌)の名人である中川原敏雄さんから、信州鎌の使い方を教えていただく機会があり、練習して使えるようになったのが、自分としてはとても良かったと思っています。
その時の様子が2022年の現代農業8月号にも掲載されておりますので、興味のある方はご覧ください。
株回りなど、細かい草刈りに適しており、小面積であれば、刈払い機とスピードも大差ありません。
疲労感はむしろ軽い鎌の方が少なく、スポーツのような爽快感があります。
よりサスティナブルな農業へ
化石燃料は、環境への影響も、もちろんですが、
それだけではなく、化石燃料は、いずれ尽きてしまう資源です。
私としては、一方的に消費していくというライフスタイルに恐怖を感じることがあります。
サスティナブルな農業やライフスタイルに取り組んできた動機でもあります。
また、化石燃料は海外からの輸入100%の資源ですので、海外の情勢に大きく左右されます。
近年の資材や燃料の高騰をみても、経営的にみても不安の一つです。
現状では、現在の便利な生活を支えてくれている石油資源や携わってくれている人たちに感謝しつつ、
なるべく使用する量は最小限に工夫する。
使う場合は大切に。プラスチック製品も長く使う。
そして、将来的には、サスティナブルな資源にシフトしながら、継続できる農業・ライフスタイルを目指していきたいと考えています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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