【ワーキングマザーや主婦を尊敬した日々】脱サラ元公務員のひきよせ農業vol.66〜ブルーベリー&自然栽培~

子育て
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脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました。かんざきたつや、36歳です。

ここ数年、女性の社会進出ということが、

日本の政策でも大きく取り上げられており、よく耳にしているように思えます。

諸外国へ遅れをとらないようにとか、労働人口の減少への対応だけではなく

世の中の変化が激しい時代、女性に限らず多種多様な人たちで、新たな価値を創造していくことは、本質的には重要な意味をもっていると思います。

しかし、働き方の多様化もセットではないと、働いている人がどんどんと疲れていってしまう怖れがあると思っています。

私が農業で起業しようと思ったのは、働き方への疑問も理由の一つであり、

今回は、自分なりに感じていることを書きたいとおもいます。

1.子育てをしながら働くことの難しさ

(1)里帰りしなかった2人目の出産

私がサラリーマンをしていた頃、上の子が4歳の時にしたの子が産まれました。

妻の実家は県外であり、私の実家は県内ですが、車で1時間程度かかるくらいの距離でした。

1人目の子の時は、妻が里帰り出産をしたのですが、下の子の時は、上の子が幼稚園に通っており、環境をあまり変えたくないと思い、現在の居住地での出産をすることにし、子育ては基本的に夫婦のみでなんとかすることにしました。

(2)仕事しながら子育ての難しさが身に染みる

出産後も、しばらくは、妻は安静にする必要があるため、出産後しばらくは、家事全般と上の子の面倒を見るのが私の役割でした。

(朝)

洗濯をして、上の子の弁当を作り(ついでに自分と妻の弁当も作る)、朝ご飯を作って、上の子を幼稚園に送っていき、仕事にいく

 

(昼間~夕方)

 時短勤務(実際には有給を細切れに使っていました)で、早めに仕事を切り上げ、上の子を迎えにいく。

買い物や夕飯の支度をして、子どもをふろにいれて、寝かしつける。

 

(夜)

終わらなかった仕事をする。(たまに子どもが起きてくるので、また寝かしつける)

という一日のパターンでした。

正直、休む間もなく、しんどい・・・!

っていうか、仕事時間が短くて、どうやっても終わらない!

しかし、お迎えには絶対間に合わせなければ・・・

夜やるか・・・

という毎日。

特に最初は慣れなくて、時間はかかるし、妻の入院中などは子どもに教えてもらいながら、幼稚園の用意などをしていました。

今まで同じ家に暮らしていたのに、こんなに大変だったとは・・・今まで何を見ていたのだろうか(><)

働きがら、子育てと家事をやるって半端ないです。

世界中のワーキングマザー・・・いや、主婦の方もすごく尊敬しました

でも、幼稚園の先生やお母さん方などには、たくさん助けていただきました。

ありがとうございます!

(3)理解を得られなかった職場

職場の上司に相談した際に愕然としたのは、

「応援します。だけど、仕事に支障のない範囲でお願いします。」という言葉でした。

・・・いや、支障があるから相談してるんだけどね

50代半ばの上司、本人的には、何の悪気もないんだろうけど、

わからないことってそんなもんですかね。

実際、誰もほとんど余裕のない激務の職場だったので、

ストレスもたまるから、頭ではわかっていても、子どものために早く帰るとか休むとか

理解されにくい環境だったとは思います。

毎日「お先に失礼します。」といっても、誰も無反応・・・

という感じでした。

育休という言葉が誤解を生みますが、仕事を休んでいても、それ以外は休んでいません

その孤独感もつらかったな~

一応、なんとか、仕事には、穴はあけませんでしたけどね・・・

そもそも日頃のコミュニケーションも不足していたのかもしれません。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

2.ただ保育所を増やすだけでいいの?

(1)保育所の預けても個人がやることは変わらない

首都圏を中心に待機児童の問題があり、保育所の増設が議論されています。

たしかに、少なくとも現代の日本の仕組では、預けなければ働くことができません。

しかし、フルタイムで働いて、夕方子ども迎えに行って、子どもの世話と家事をやることは、体力的にも精神的にも相当なことだと思います。

少なくとも一人ではやれません。最低でも夫婦での協力は必須です。

長時間職場に拘束されるから、子どもを預ける場所を増設して、あとは自己責任。

というところが、既存のしくみに無理やりにあてはめているようで、何だかひっかかります。

(2)働き方の多様性のある未来へ

私が、自営業をやろうとしたのは、

現在の日本の働き方に疑問をもったことも理由の一つです。

「安定した雇用」の代償として、あまりにも多くの時間などの犠牲を払う正社員(しかも実際に安定しているかはわかりませんが)

自由度を高めようとすれば、パートタイムが主流となってしまう。

「誰かに雇われること」が前提なら、現代の日本はこのようになっていると思われます。

不自由な正社員フルタイム又は自由なパートタイムという実質二択しかない雇用形態ではなく、起業も職業選択の一つとして、普通に考えられる世の中になったらいいのにと思います。

ひとつの組織に属するだけではなく、特技を生かして様々な仕事をわたり歩ける、プロジェクト型の働き方。

同じ組織に属していても、期間を区切り、パートタイムやフルタイムを柔軟に変えらえる仕組。

起業が当たり前になり、働き方と生き方のマネージメントを自由にデザインできる働き方。

人の価値観としても、仕組みとしても、自由になっていったら、選択肢が広がって、働くことは、もっともっと楽しそうなのにな~と思います。

まずは自分自身で示していきたい。そう思っています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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