エコトイレの「アグリレット」を使ってみた感想~アグリレット使用19カ月目~ vol479

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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの森あづみのでは、エコトイレ「アグリレット」を採用しています。

排泄物を酵素により液肥にして植物を育てながら処理するトイレです。

設置してから19カ月目、そろそろ1年以上使いました。

観光農園も2シーズン使いましたので、アグリレットについて久しぶりにレビューしてみたいと思います。

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(この記事でわかること)
エコトイレ・アグリレットの1年半使ったレビュー詳しく写真入りで解説しています
 
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あいかわらずアグリレットは「におわないトイレ」です

臭いに関しては、本当に驚いています。

いやな臭いはありません。

もちろん無臭ではないのですが、簡易トイレの独特のアンモニア臭は全くありません。

普段は、便器に少し水がたまる構造なので、便槽からの臭いは水で遮られています。

流す瞬間に、便槽への口が開くため、一瞬臭いがしますが、気になるほどではありません。

アグリレットはメンテナンスも簡単

アグリレットの基本的なメンテナンスは、消化酵素と消臭酵素を月一回、水に溶かして、流し込むことです(汲み取りは必要ありません。)

ちなみに消化・消臭酵素は最初に買ったときに12カ月分はついてきますが、計量の誤差により、最後の月分は、足りなくなる場合があります。

最後の月が微妙に足りなくなる恐れがあるので、年次の終わりまでには次年分を購入しておくことをおすすめします。

20リットルでおよそ70回流すことができます。

タンクが一つで、水を少しずつ足してもいいですが、溜めっぱなしにしておくと、だんだんタンクの水が汚れてきます。

替えのタンクをもう一つ用意しておいて、

ある程度減ったら、タンクごと入れ替えた方が、綺麗に使えると思いました。

ブルーベリー観光農園では意外にトイレの使用回数が少ない

アグリレットはだいたい、1日に70回分の処理能力があるそうです。

一日に100人とかの人数は大丈夫だろうか・・・?と考えたことがありましたが、

実は、ブルーベリー観光農園のお客様のトイレの使用回数そのものが、実はかなり少ないと思います。

と、いうのも、夏なので、汗をかいて、あまりトイレにいく回数が少ない季節だからです。

園内に同時に20人以上の来園者がいて、2~3時間すごしても、その中で、トイレを使う方は1~2人程度だと思います。

処理能力的にも十分ではないでしょうか。

どちらかというと、そのうち男女でわけたいので、そういう意味で、もう一台ほしいところです。

中が少し暑いので、サーキュレーターが必要

アグリレット中の採光がいいので、明るくて気持ちがいいです。

ただし、その分、温室のように暑さがこもるので、サーキュレーター(扇風機)のようなものが必要だと思います。

最近はアウトドアようによいものが多いので、小型でつるしておけるものが場所をとらないので、よいように思います。

(↓私が使用しているサーキュレーターです。照明機能もあります。)

暑さ対策で、側面部にはアサガオなどを栽培しました。

アグリレット19カ月後とメリットデメリットのまとめ

これまでと、評価は変わってません。

特に大きな欠点はなく、農地や観光農園でもメリットがある商品だと思います。

観光農園でそろえた物の中でもダントツによい買い物でした。

(アグリレットのメリット)
・基本的に汲み取りが要らない
・電気や水の無い場所でも設置できる
・消化酵素で分解、液肥として利用するため環境負荷が少ない
・組み立てが簡単(大人2人で1日~1.5日)
・臭わない
・子どもでも使いやすい
・汚れが落ちやすく掃除しやすい
・冬場のメンテナンスは簡単(ポンプ内の水を足ふみしてぬくだけ)
 
アグリレットの注意点)
・粘土が多い場所や締め固めた場所など浸透しにく場所には使えない
・地下水位の高い場所には設置できない

・農地以外には設置できない
・真夏は暑さ対策が必要(サーキュレーターがおすすめ)
・砂ぼこりなどが入るので定期的に清掃する
・液肥浸透部分の花壇などは手入れもそれなりに必要
・消化・消臭酵素が最後の月で微妙に足りなくなる可能性もあるので、あらかじめ余裕をもって次年分を購入しておく
アグリレットはこんな人におすすめ
・農地にトイレを設置したい(特に女性が多い場合)
・子どもが使いやすいトイレを設置したい
・観光農園に設置したい
・環境にやさしいトイレを農地や観光農園に設置したい
 
 

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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