エコトイレ「アグリレット」の冬場の様子とメンテナンス~アグリレット使用10カ月目~ vol343

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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの森あづみのでは、エコトイレ「アグリレット」を採用しています。

排泄物を酵素により液肥にして処理するトイレです。

設置してから10カ月、冬場のメンテナンスや様子などについてレビューしてみたいと思います。

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アグリレットの冬場のメンテナンスはどうする?

アグリレットの冬場のメンテナンスについてですが、

氷点下になるような地域の場合は、ポンプ内の水を抜く必要があります。

(↑右手前のポンプを踏んで水を抜くだけです)

といっても、水が供給される20Lのポリタンクから、給水口を出しておいてから、足踏みポンプを水が出なくなるまで、踏むだけです。

使用しない冬場でもアグリレットに消化消臭酵素は必要か?

アグリレットの基本的なメンテナンスは、消化酵素と消臭酵素を月一回、水に溶かして、流し込むことです(汲み取りは必要ありません。)

ブルーベリーの森あづみのの場合は、冬場は基本的にアグリレットは使用していませんが、冬も同じように消化消臭酵素は、一カ月に一度、投入しています。

使用していない期間でも消化消臭酵素が必要かどうかについては、説明書などに言及はありませんでしたが、

使用していなくても、便槽の中に水と一緒に有機物がたまっている状態なので、腐敗していかないように、シーズン中と同じように投入しています。

そのうちメーカーにも確認してみようと思います。

ちなみに消化・消臭酵素は最初に買ったときに12カ月分はついてきます。

そろそろ一年たつので、次年度分を買いました。

あと一カ月分はあるはずなのですが、消臭酵素がやや足りないような気がして、早めに買いました。

もしかしたら、私の計量が甘くて、やや多めに入れていたのかもしれません。

ヤフーショッピングでザ・タッキーYahoo!店で購入し、価格は24,600円でした。

Amazonでは取扱いはなく、楽天ショッピングと比較してもヤフーショッピングが一番安いようです(価格等はいずれも2022年1月6日現在)。

最後の月が微妙に足りなくなる恐れがあるので、年次の終わりまでには次年分を購入しておくことをおすすめします。

アグリレットの冬場の様子~氷点下にて~

長野県安曇野市は冬場は最低気温が氷点下になり、2021から2022年の年末年始にかけてはマイナス8から11度になる日も数日ありました。

しかし、冬場でもポンプから水をぬいておけば、とくに問題ありませんでした。

(↑冬場でもポンプ内の水を抜けば特に問題ない)

また、寒い時期なので当然かもしれませんが、臭いはほぼありません。

前述のとおり冬場はうちの農園ではアグリレットは使用していないので問題はありませんが

もし地面が凍っている時間帯に使用した場合、浸透管周辺の地面が凍っていたら、浸透していくのか、少し疑問ではあります。

(↑冬場は浸透部分の花壇が寂しい感じです)

アグリレット10カ月後とメリットデメリットのまとめ

(アグリレットのメリット)
・基本的に汲み取りが要らない
・電気や水の無い場所でも設置できる
・消化酵素で分解、液肥として利用するため環境負荷が少ない
・組み立てが簡単(大人2人で1日~1.5日)
・臭わない
・子どもでも使いやすい
・汚れが落ちやすく掃除しやすい
冬場のメンテナンスは簡単(ポンプ内の水を足ふみしてぬくだけ)
 
アグリレットの注意点)
・粘土が多い場所や締め固めた場所など浸透しにく場所には使えない
・地下水位の高い場所には設置できない

・農地以外には設置できない
・真夏は暑さ対策が必要
・砂ぼこりなどが入るので定期的に清掃する
・液肥浸透部分の花壇などは手入れもそれなりに必要
消化・消臭酵素が最後の月で微妙に足りなくなる可能性もあるので、あらかじめ余裕をもって次年分を購入しておく
アグリレットはこんな人におすすめ
・農地にトイレを設置したい(特に女性が多い場合)
・子どもが使いやすいトイレを設置したい
・観光農園に設置したい
・環境にやさしいトイレを農地や観光農園に設置したい
 
 

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

動画 「ブルーベリー農園で使っているエコ・トイレについて紹介します」 vol309
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