ブログやSNSで情報発信を続けていると、多くの人が一度はこう思います。
「ネタがない…。」
実は、私ももちろんあります(笑)。
農園ブログを書き始めてから何年も経ちますが、「ネタ切れ」を感じることは今でもあります。ただ、振り返ってみると、情報発信のネタがなくなる原因は、ある程度共通しているように感じます。
今回は、私自身の経験から感じている『「ネタがなくなる原因」と、その対策』についてまとめてみます。
情報発信のネタがなくなる原因は、大きく2つ
私が感じる原因は、次の2つです。
- インプットが不足している
- 情報を届けたいターゲットが明確になっていない
この2つを意識するだけでも、発信はずいぶん続けやすくなります。
① インプット不足は、アウトプット不足につながる

一番わかりやすい原因がこれです。
新しい知識や経験が入ってこなければ、発信できる内容も当然少なくなります。
対策は、とてもシンプルです。
例えば、
「10冊、本を読む」
これだけでも、かなりの情報量になります。
10冊の内容をそのまま紹介する必要はありません。
むしろ、
- 自分はどう考えたか
- 実際にやってみてどうだったか
- 他の本と比べてどう感じたか
など、自分なりの解釈をまとめるだけで、読む人にとっては十分価値のある情報になります。
誰かにとって当たり前の知識でも、別の誰かにとっては初めて知る内容です。
農業は、実はネタの宝庫

私自身は農業をしていますが、農業ほど情報発信に向いている仕事は少ないと思っています。
農作業へ出るだけでも、
- 作業内容
- 植物の変化
- 害虫や病気
- 天候との関係
- 土づくり
- 経営判断
など、毎日のように新しい出来事があります。
さらに、
「なぜこうなったのか?」
と調べたり考えたりすると、それだけで立派な記事になります。
こうした積み重ねは、あとから振り返ると研究の記録のようにもなります。
継続している人ほど、自然と情報量が増えていくのです。
過去記事は、最高の資産になる

ブログを長く続けている人なら、もう一つおすすめがあります。
それが、
過去記事のリライトです。
アクセス解析を見ると、
「数年前の記事なのに、今でもよく読まれている」
という記事が意外とあります。
そうした記事を、
- 現在の知識で書き直す
- 新しい経験を追加する
- 写真を入れ替える
だけでも、新しい記事として十分価値があります。
実は、この記事も以前書いた内容を、今の考え方でリライトしています。
経験が増えた分だけ、伝えられる内容も自然と深くなります。
② ターゲットが曖昧になると、ネタも浮かばなくなる

もう一つ意外と多いのが、
「誰に向けて書いているのか」が曖昧になっていることです。
最初は明確だったターゲットも、記事を書き続けているうちに少しずつぼやけてしまうことがあります。
私自身も、意識していないと、少しずつずれていくことを何度も経験しました。
そのため、
「ターゲットは定期的に見直す、あるいは意識する」
ことも大切だと思っています。
「誰に何を伝えるか」が決まると、ネタは増えていく

例えば、
「これから農業で起業したい人」
をターゲットにするとします。
すると必要なテーマは、
- 栽培技術
- 品種選び
- 経営
- マーケティング
- 資材選び
- 販売方法
- 補助金
- 労務管理
- SNS活用
など、本当にたくさんあります。

さらに、
自分の経験を整理して説明しようとすると、
「もっと勉強しよう」
という新しいインプットも自然と生まれます。
そして、自分自身の経験も毎年アップデートされていきます。
だから私は、
「これで伝えきった」と思ったことは一度もありません。
情報発信には終わりがないように感じています。
「誰に」「何を届けるのか」が明確になるほど、発信したいテーマは次々に見つかるようになります。
私があまりやらないようにしていること

これは正解ではなく、あくまで私個人の考えです。
私は、基本的に批判を目的にした発信はしないようにしています。
理由はとても単純で、
批判的なコミュニティがあまり得意ではないからです(笑)。
情報発信は、不思議と似た価値観の人が集まってきます。
もし自分が批判的な発信ばかりしていると、そういう雰囲気の人が集まりやすくなるように感じています。
また、自分自身も、
「今度は自分が批判されるかもしれない」
という心理になり、発信すること自体が怖くなってしまうことがあります。
もちろん、問題提起や改善提案は大切です。
ただ私は、できるだけ
「こうすればもっと良くなる」
という前向きな伝え方を意識したい。
その方が、自分自身も気持ちよく続けられると考えているからです。
情報発信は「やらなければいけない」ものではない

私はこれまで、
「情報発信は大切ですよ。」
という話をよくしてきました。
実際、ビジネス面でも学びの面でも、多くのメリットがあります。
一方で、
「やっても、やらなくてもいい。」
とも思っています。
少し矛盾して聞こえるかもしれませんが、これは意識的にそう考えるようにしています。
「毎日投稿しなければ」
「更新しなければ」
そんなノルマになってしまうと、続けること自体が苦しくなるからです。
情報発信で一番大切なのは、完璧な頻度ではなく、長く続けることです。

そして本当に理想なのは、
「この人に、このことを伝えずにはいられない。」
そんな気持ちで発信できる状態ではないでしょうか。
その積み重ねは、お客様との信頼につながるだけでなく、自分自身の学びや成長にもつながっていきます。
焦らず、無理をせず。
気楽に、でも長く続けること。
それが、結果として一番大きな力になると私は感じています。
まとめ

情報発信のネタがなくなる原因は、
- インプット不足
- ターゲットが曖昧になっている
この2つであることが多いように思います。
新しい経験や学びを積み重ね、「誰に何を届けたいのか」を定期的に見直すだけでも、発信は驚くほど続けやすくなります。
そして、過去の記事や経験も立派な資産です。
完璧を目指さず、自分のペースで続けていけば、その積み重ねがやがて大きな財産になっていくはずです。
新規就農・農業経営のご相談について
私は現在、新規就農を目指す方や農業経営者の方向けに、農業経営・販売・情報発信に関するコンサルティングも行っています。
「何を発信すればよいかわからない」
「SNSやブログを集客につなげたい」
「農業経営全体を見直したい」
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
現場での実践と試行錯誤をもとに、一緒に長く続けられる仕組みづくりを考えていければと思います。
