【新規就農の設備選び】ブルーベリーの冷蔵庫・冷凍庫は業務用?家庭用?~初期投資を抑える考え方~

新規就農やブルーベリー農園の開業を考え始めると、多くの方が悩むのが設備投資です。

「業務用を買った方がいいのだろうか?」
「最初から本格的な設備を揃えるべき?」

そんな相談を受けることがよくあります。

今回は、ブルーベリー栽培に欠かせない冷蔵庫・冷凍庫を例に、新規就農で初期投資を抑える設備選びの考え方をご紹介します。

目次

ブルーベリー栽培では冷蔵庫・冷凍庫が必要になる

ブルーベリー農園では、栽培だけでなく収穫後の品質管理も重要です。

例えば、生果実を発送する場合は、収穫後に十分な予冷が欠かせません。

当園では、発送前に6時間以上の予冷を行い、果実の温度をしっかり下げてから発送しています。

また、冷凍ブルーベリーとして販売する場合は、品質を維持するための冷凍庫も必要になります。

つまり、ブルーベリー栽培では販売方法に応じて冷蔵設備・冷凍設備への投資が必要になります。

業務用の冷蔵庫・冷凍庫は本当に必要?

業務用の冷蔵庫や冷凍庫は、

  • 大容量
  • 耐久性が高い
  • 大量の収穫物にも対応できる

という大きなメリットがあります。

しかし、その反面、価格は数十万円になることも珍しくありません。

新規就農では、この初期投資は大きな負担になります。

一方で、開業当初は収穫量も販売量もまだ少ないことが多く、大容量を使い切れないケースも少なくありません。

私がおすすめするのは「まず家庭用」

私が新規就農の方へおすすめしているのは、

まずは家庭用の冷蔵庫・冷凍庫を活用することです。

100〜200Lクラスの家庭用でも、開業当初であれば十分対応できるケースは多くあります。

そして最大のメリットは、

圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。

家庭用は「安いから性能が悪い」わけではない

以前、私は測量設計の仕事をしていました。

その頃から感じていたことがあります。

専門機器は、

性能が高いから価格が高いのではなく、市場が小さいから高価な場合も多いということです。

最近では測量業界でも、専用機器ではなくスマートフォンやタブレットに測量アプリを組み合わせる方法が普及しています。

販売台数が多い製品ほど、メーカー間の競争によって性能が向上し、価格も抑えられます。

これは農業でも同じです。

農業機械よりも自動車の方がコストパフォーマンスに優れていると感じる場面があるのも、市場規模の違いが影響しています。

家庭用冷蔵庫も同じ考え方ができます。

ただし、経営規模が大きくなれば業務用が必要になる

もちろん、家庭用が万能というわけではありません。

収穫量や販売量が増えれば、容量不足や作業効率の問題が出てきます。

実際、私自身も現在は「そろそろ業務用が必要だな」と感じ始めています。

つまり重要なのは、

業務用か家庭用かではなく、現在の経営規模に合っているかどうかです。

新規就農で最も大切なのは「資金の余裕」

新規就農では、計画どおりに進むことばかりではありません。

だからこそ、開業時にはなるべく資金に余裕を残しておくことが重要です。

「業務用だから安心」

ではなく、

「今の規模なら家庭用で十分ではないか?」

という視点を持つことで、設備投資を大きく抑えられることがあります。

この考え方は冷蔵庫や冷凍庫だけではありません。

農機具、作業着、運搬用品なども、汎用性の高い製品で代用できないか考えてみる価値があります。

まとめ|設備選びは「今の経営規模」で考える

新規就農では、最初から完璧な設備を揃える必要はありません。

設備は事業の成長に合わせて増やしていけば十分です。

大切なのは、

「今、本当に必要な設備は何か」

という視点で投資を判断すること。

初期投資を抑えることは、経営の自由度を高め、結果的に長く続けられる農業につながります。

新規就農・ブルーベリー農園づくりのご相談を承っています

当ブログでは、有機ブルーベリー農園をゼロから立ち上げた実体験をもとに、新規就農や観光農園経営について発信しています。

「設備投資をどう考えればいいのか」
「どこにお金をかけるべきなのか」

といった、実際に経営しているからこそお伝えできる内容を個別コンサルティングでもご相談いただけます。

新規就農や観光農園の立ち上げをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

脱サラ元公務員。
13年働いた県庁を辞めて、農業法人を経て独立。
ブルーベリー農園を経営しています。

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