脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
剪定の日々が続いております。
昨日は、暖かったのですが、今日はちょっと、陽射しが少なく寒い感じでした。
今日は、「モンゴメリー」という品種を中心に剪定しました。
昨年のラビットアイブルーベリーの剪定や枝の管理での反省点も見受けられたので、
反省点も含めて紹介したいと思います。
今日の品種は「モンゴメリー」
今日はラビットアイ系の「モンゴメリー」という品種を中心に剪定をしました。
モンゴメリーは、うちのラビットアイ系の中では、大粒の部類です。
本などには中粒と書いてあることが多いですが、中粒よりは大きいような気がしています。
粒が大きいわりに、けっこう豊産生で、たくさん実がなります。
早生品種ですが、ちょっと、熟すまでに時間がかかるタイプのような気がします。
色づくのは極早生のクライマックスの次くらいなのに、途中から、完熟がブライトウェルに追い抜かれてしまい、食べごろは長野県安曇野ですと、8月の上~中旬くらいになります。
完熟すると、深みのある美味しさで、かなりジューシーです。
先日剪定した「ウッダート」も同じで、完熟するまでに時間がかかるタイプは、少し扱いにくいですが、完熟したときの美味しさは、深みがあるのは共通している気がします。
近所のパン屋さんが買いに来たときは、デニッシュ用に「酸っぱくて大きいのがほしい」というオーダーだったので、説明したところ、完熟前のモンゴメリーを買っていかれました。
それでも、まだけっこう甘味があったらしいですが・・・・。
樹形は直立と開帳の間くらいで、強い枝もでますが、細かい枝も多めなので、
どちらかと言うと、剪定に時間がかかるタイプです。
夏剪定の必要性を実感~ラビットアイ系の悩み~
ブルーベリーは、実をつけた部分の枝は枯れあがります。
剪定時に枯れた枝を切り、枯れた枝の根元からは新しい枝が伸びます。
しかし、ラビットアイ系ブルーベリーの場合は、樹勢が強いため、枯れあがった枝の先からも、枝がよく伸びてきます。
樹形が横から垂れ気味になってしまうので、植物ホルモン的には、枝の勢いが衰えてしまう恐れがあります。
また、中間部分は、枝も葉も少なく、禿げたような感じになってしまいます。
樹形的には、根本から伸びたものに切り替えるのが望ましいと考えられます。
しかし、ラビットアイ系の樹勢の強さにより、先端からもけっこういい枝が伸びていることが多く、
もったいないなあ・・・と悩ましいことが多いです。
対処としては、誘引してなるべく立てるか、樹形を優先して剪定するかの選択になります。
しかし、理想を言えば、ラビットアイ系の場合で、結果する枝が長い場合は、
収穫してから、先端から枝が伸びる前に、速やかに、今年実がなった部分を剪定した方がいいように思います。
実は、昨年の剪定の時から考えていて、今年はけっこう気を付けたつもりでしたが、
やはり収穫シーズンの忙しさにかまけて、手が回っていませんでした。
今年の夏から秋の課題です。
夏剪定もいろいろ考える要がありそうです。
今シーズンの課題として取り組んでいきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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