脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
菜園生活「風来」を運営する著名な農業経営者、西田栄喜さんの著書の中に「パソコンは農機具」という記述があったように思いますが、
まさに、現在ではパソコンは農業経営には必須な「農機具」だと言えます。
様々な経営スタイルがあるので一概には言えますが、私の場合は、日々の作業管理や栽培のデータ、またホームページやブログ、観光農園の予約システムなど、パソコンが無ければ経営が成り立たないと思います(スマホもかもしれません・・・。)
2年前に幸せフルーツ工房(ブルーベリーの森あづみの)を開業し、準備を始めましたが、当時、家にはパソコンが1台しかなく、妻もフリーランスの仕事をしていたため、どうしても使いたいタイミングが重なってしまうことがありました。
さらに、遠慮しながら、使うのも少し疲れます。
そこで、2代目のパソコンを買うことにしました。
しかし・・・・
パソコン高~い!
そうなんです・・・。
パソコン2台目を新品でそろえようとすると、ちょっと身構えてしまっていました・・・。
開業準備もしていることもあり、できるだけ費用を抑えたい・・・・
いわゆる「格安パソコン」は存在します。
スペックを落として、本体価格が3万円前後、オフィスソフトを入れても5万円前後、などもあります。
昔からすればものすごい安いです。
しかし、それなりに使い勝手のいいスペックの物を買おうとすれば、8~10万円程度。
なんとか安くできるかを検証していたところ、「中古パソコン」に注目しました。
その中で、和順PCの提供する中古パソコンがかなりお得な商品であることがわかりました。
初めて中古のPCを買いましたが、
2年程使ってみた感想も踏まえて書いてみたいと思います。
(3年後の感想(最新)は以下をご覧ください↓)
最初は中古の機械はすごく警戒していたが・・・
リサイクル商品の市場は年々拡大しており、質のいい中古品や使いやすい販売システムが昔では考えられないくらに発展しています。
しかし、パソコンなどの精密機械や、車などの高価のものなどは、やはり慎重になってしまいます。
中古のパソコンって、何だか怪しそうだし、すぐ壊れたらイヤだな~!
・・・・と私も思っていました。
しかし、いろいろ調べていくうちに
「ワジュンPC」という中古PCのにたどり着きました。
これが、実はすごいお得でいい買い物だったんです。
ここがすごいよ「ワジュンPC」
スペックがすごく高い
和順PCの売っているパソコンは、中古品です。
しかし、「メモリ」と「ストレージ」に該当する部品を交換又は追加し、スペックを上げています。
「メモリ 」とは、キャッシュメモリとも呼ばれ、一時的な記憶装置です。
「ストレージ」とは、長期の記憶装置です。
パソコンは、作業をするときに、必要な情報を長期記憶する装置(ストレージ)から、一時記憶する装置(メモリ)に読み込んで、作業をします。
「メモリ」の容量が大きいほど、重いソフトや複数の作業を早く処理することができます。
具体的には、電源を入れたり切ったりがスピーディーだったり、PCが処理中に固まることが少なく素早く仕事が進みます。
「ストレージ」の容量が大きいほど、パソコンにたくさんのデータが保存できます。
「メモリ」は作業机の大きさ、「ストレージ」は本棚の大きさに例えられることが多いです。
「ワジュンPC」※1は、4~5年ほど前の中古パソコンの「メモリ」とストレージの部品を交換や追加することで、現在販売されている、新品のパソコン並み(あるいはそれ以上)のスペックに引き上げています。
改造して高性能になっている中古車といったイメージです。
私が購入した「TOSHIBA dynbook Satelite B554」は、だいたい4~5年くらい前のモデルです。
私が中古で購入したときの主な仕様は以下のとおりです。
CPU:Intel Core i3-4000M CPU 2.4GHz
メモリ:8GB(4GBから増設)※2
ストレージ:SSD(240GB、HDDからSSDに交換済み)※3
※1ここでは、和順PCの販売しているパソコンのこととしてます。
※2もともとのメモリ容量は想定です。(大体役所仕様だと2~4GBが一般的です)
※3もともとのHDDの容量は不明です。(役所仕様ならHDD240GB程度だったと思われます。)
ストレージで使われるHDDは、比較的昔から使われていた形式で、容量は大きいですが、衝撃に弱かったり、耐用年数が標準3~4年程度です。
また、読み込み速度もSSDと比較して遅くなるのが特徴です。
SSDは、最近のPCに多く用いられており、HDDと比較して、衝撃に強く、耐用年数(5年程度)や読み込み速度が優れています。
以前は、SSD容量が小さいのが弱点でしたが、最近は容量が大きくなり、動画などの重いデータを大量に保存しなければほとんど気にならないレベルになってきており、ここ2~3年くらいのパソコンでは増えてきています。
価格は、SSDの方が容量が小さくても高くなります。
「ワジュンPC」はSSD搭載モデルが多いのも特徴です。
価格が安く19,800円~
私が購入した「TOSHIBA dynbook Satelite B554」は送料込みで19,800円でした。
しかも、Windows10とMicrosoft Office2019(Word、Excel、PowerPoint)永久ライセンス込みです。
Microsoft Officeは2016と注文時には書いてありましたが、実際には最新の2019がインストールされていました。
これだけのスペックを新品のパソコンで賄おうとすると、新品のノートPCなら8~10万円前後が相場です。
Microsoft Officeだけで3万円近くするので、3万円前後の格安PCを買っても、5万~6万円することを考えてもかなりお得だと思います。
(↓私が購入したものとほぼ同じスペックの商品です。当時よりは全体的に若干値上がりしているようです。)
ここで・・・・
こんなに安いなんて怪し~い!
すぐ壊れるんじゃないの?
という疑問が出てきます。
私も最初は、正直そう思いました。
しかし、商品説明などからもわかるように、パソコンの仕様をみると、行政機関などで用いられている、いわゆる「お役所仕様」だと思われます。
私は元公務員なので、何となくわかるのですが、行政機関のパソコンは3年程度のリースパソコンを使っていることが多いです。
「お役所仕様」は、通常販売されているモデルよりも、低いスペックで大量に発注されるため、元々が安く、リース期間が終わった時点で、ほかに利用用途が無いので、ほとんどタダみたいな値段で払い下げられるのではないかと推察されます。
実際に役所で使っていたPCの譲渡会などが時々開催されています。
もちろん、3年程度で壊れることはほとんどありません。十分まだ使えます。
行政機関でリースが完了したパソコンを大量購入して、部品の交換や追加で改良し、スペックを上げて付加価値をつけて販売しているのではないかと考えられます(あくまで推定ですが・・・)。
安い理由も背景を考えれば、納得できます。
パソコンは5年くらいで買い替える人が多いと思いますが、
ほとんどの場合、ストレージに使われているHDDの不調か、Windowsのサポート期間が終了※1することで、買い替えていると思います。
「ワジュン PC」の場合、ストレージの部品は新品のSSDなどに交換済みであることから、中古パソコンの不安要素の一つである「すぐに壊れそう」は、ある程度払拭できそうです。
なお、保証期間は3カ月となっています。
新品の製品はだいたい1年なので、短いですが、むしろ保証期間があったことに驚きました。
※1 Microsoft の Windowsは、標準7年でセキュリティーのサポートを修了するため、古いバージョンはセキュリティの保護が保証されません。このため有料でバージョンアップすることが必要になりますが、その他のPCの不具合も出てきたりしして、このタイミングでPCを買い替える人が多いです。
対応も良心的
和順PCの製品は、当時はAmazonのみ出品でしたが、現在はYahoo!ショッピングや楽天市場でも取り扱っています。
注文したときに表示される発送予定では2週間程度先と表示されますが、実際には3日くらいで届きます。
梱包はシンプルですが丁寧です。
大した問題ではありませんが、少し残念だったのが、何故か底面のネジが一本だけ外れていました。
ドライバーでさっとしめました。
実際に和順PCを使用してみた感想~2年後追記~
2019年10月に届いた時です
中古なので細かい傷などの「使用感」はありますが、個人的には気にならないレベルです。
キーボードの印字が擦り切れているということもありませんでした。
スペックは、メモリー8GBとSSDなので、起動も超早いです。
へたな格安PCと比較になりません。
インストールされているソフトは最小限で、余計なソフトもインストールされていないのも気に入りました。
液晶モニターのドット抜けなどは見受けられませんが、現在のものと比較すると見劣りします。
しかし、繊細な動画や画像などをたくさん視聴したり、デザイン系の仕事をしていなければ、問題ないレベルです。
無線LANなども、問題なく使えます。
バッテリーは、ほとんどあきらめていましたが、意外と劣化していませんでした。
正確には実験していませんが、少なくとも30分以上は使えました。
まだまだいけそうです。
重量は、さすがに数年前のパソコンなので、比較すれば少し重いです。
使用2年後です~2021年12月追記
購入から2年ほど経過しましたが、全く問題なく使えています(2021年12月時点)。
モニターのドット抜けなども見受けられません。
最近、時々USBが認識できない時がありますが、挿し直したりすれば大丈夫なので、許容範囲だと思っています。
毎日ブログ作成などで使っていますが、キーボードも基盤などが破損することなく、使えています。
キャラクターのシールは子どもからもらったのを私が貼っているだけなので、はじめからあったものではないので、ご安心ください。
●起動も含め動作がすごく早い
●余計なソフトがインストールされていない
●液晶が少し荒く感じる(最近のPCと比較して)
●少し重量が重い(最近のPCと比較して)
※これは中古PCというよりは、もともとのPCの評価かもしれません。
まとめ
「ワジュンPC」のメリット・デメリット
和順PCの中古パソコンは少なくとも2年以上問題なく使えています。
同スペックの10万円の新品PCを買って、がんばって7年使ったとすると(実際にはその前に買い替える人が多いと思いますが)、約14,000円/年。
和順PCの中古パソコン19.800円を2年使ったので、9.900円/年と、すでに元をとったことになります。
もちろん、まだまだ使えますので、長く使うほどさらにお得になっていきます。
メリットとデメリットについては、2年使った感想を踏まえても基本的に変わっていません。
メリットはやはり、低価格、高スペックでありコスパが良いこと。
オフィスソフトがインストール済みであることなどもポイントが高いです。
安い理由なども背景を考えれば納得できるので、比較的安心できる商品だと思います。
梱包などもシンプルですが丁寧な仕事です。
一方、デメリットとしては、
ワジュンPCに限った話ではありませんが、
中古の製品なので、以前の使用状況などによっては、物により当たりはずれがある可能性があります。
また、細かいキズなどの若干の使用感があるので、こういった点が気になる人はあまり向かないと思います。
保障期間は3カ月なので、新品製品の1年程度と比較すれば短いです。
また、製品の設定などのサポートはありませんので、自分で設定したり、調べて設定できる人でないと大変かもしれません。(・・・・といってもほとんど設定はありませんが。)
また、デメリットというほどでもないかもしれませんが、マウスはついていませんので、自分で用意する必要があります。
しかし、何故かワジュンPCのほかの製品で、外付けのHDDや持ち運びバックなどがセットになって販売しているものもあります。
セキュリティソフトも付属していませんので、自分で用意する必要があります。
私は当時「マカフィーインターネットセキュリティ」というセキュリティソフトを使っており、
このソフトはインストール台数の制限が無いので、買ったPCにインストールしました。
●価格が安い(2年以上使えている)
●スペックが高い
●「Microsoft Office(2019)」がインストール済み
●役所などのリースが完了したパソコンの部品交換をしていると考えられるため(←推定です)、製品の出どころに安心感がある。
●老朽化などにより故障の原因となりやすい「ストレージ」の部品が新品に交換されているため、長期間の使用が見込める
●梱包などが丁寧
●中古PCのため、製品により当たりはずれがある可能性がある
●中古パソコンなので細かいキズなどの使用感がある
●保障期間が3カ月(新品より短い)
●設定などのサポートが無い
まとめ
結論から言えば、私が購入した「ワジュン PC」はとてもいい買い物でした。
2年と2カ月ほど使ってみましたが、全く問題ありません。
引き続きレビューをしていきたいと思います。
このスペックや状態のパソコンを2万円程度で購入できたことはとても満足してます。
私が購入した機種は、最近探したら既に無くなっていましたが(売り切れ?)、同程度の価格やスペックのTOSHIBA以外のメーカーの機種(旧富士通やNECなど)も多数ありました。
パソコンが高いけど、中古パソコンも怖い・・・・という方の少しでも参考になればうれしいです。
(↓私が購入したものとほぼ同じスペックの商品です。当時よりは全体的に若干値上がりしているようです。)
●費用を抑えたいが、なるべくスペックを落としたくない
●2台目のサブパソコンとして使いたい
●中古PCも試してみたい
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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