捨てられていく資材を大切に活用する vol229

コードリールの画像 脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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「ブルーベリーの森あづみのホームページ」をみる。

インスタグラムもやってます。

産業活動で、日常的に使われている資材の中には、当たり前のように捨てられてしまうものがあります。

例えば、

フォークリフトで荷物を動かすための木製パレット。

電気のケーブルなどを巻いてある木製のコードリール。

車のオイルなどが入れてあるペール缶などです。

それらを扱う業界では当たり前のことなので、気にされることは少ないです。

しかし、使い方によっては貴重な資源になると私は考えています。

燃料やパルプ資材などのリサイクルも一つの方法ですが、せっかくエネルギーをかけて作り出している資材ですので、そのまま活かすことができれば、最も効率の良いリサイクルです。

今回は、それらの資材の利用について書いてみました。

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コードリールをテーブルやイスに利用する

(↑もらってきたコードリール。小はイス。大はテーブルに使えそうです。ちょうど穴があいているのでパラソルも設置できそうです。)

「コードリール」は電気のケーブルやワイヤーなどを巻くための芯です。

ちょうどミシンの糸巻を大きくしたような形をしています。

ケーブルを取り出した後は基本的に廃棄されます。

最近、家の近くで運送会社の基地を作る工事をしており、その近くを通るときにコードリールを見つけました。

内心すごくドキドキしましたが、思い切って譲ってもらえないかお願いしたところ、快諾して頂けました。

どちらかというと、「こんな物、何に使うんだい?」というリアクションでした。

「ブルーベリーの観光農園を準備しているので、少し手を加えて、そのテーブルやイスに使いたいと思います。」

と説明したところ、さらに驚いていました。

あちらも、処分する手間や費用が減り、こちらも資源として利用できるので、双方メリットがありました。

表面をきれいにやすりがけし、防腐処理をしてテーブルやイスに利用したいと思います。

お昼を食べるときに使ってみましたが、ちょうどよい大きさでびっくりしました。

(↑お昼を食べてみました。ちょうどよい大きさでした)

素敵なテーブルとイスになりそうで、楽しみです。

その他、木製パレットの利用についても検討しています。

ペール缶を木材チップの運搬に利用

(↑ペール缶は1つ20L。ど根性栽培では植え付け時に1株あたりペール缶4杯(80L)を敷設します)

これは、2年ほど前になります。

私のブルーベリー栽培、「ど根性栽培」では、「ペール缶」を基準にして木材チップを敷設するため、ペール缶が必要でした。

ペール缶は販売もしていますが、ガソリンスタンドではオイルを入れていたペール缶を大量に廃棄しているということを知り、思い切って頼んでみたところ、快諾して頂けました。

オイルが付着していましたが、パーツクリーナーと台所用洗剤で洗うと綺麗になりました。

この時のペール缶4つは今でも使っています。

最近は、ペール缶をもらってロケットストーブを作る方も多いようです。

ペール缶をそのまま利用できるので、最も効率の良いリサイクルだと言えます。

まとめ

購入することは、迅速に品質の揃ったものが手に入るので、簡単で効率的です。

しかし、資源やエネルギーの面では、必ずしも効率的ではないと思います。

「ブルーベリーの森あづみの」では資源の循環、生き物のつながりや循環を大切にしてます。

資材を廃棄している業界では用途がないためやむを得ず廃棄していると思いますので、 それ自体を非難するつもりはなく、 価値を見出せる人たちがうまく活用できるとよいのではないでしょうか。

できる範囲ですが、手間暇かけても、このような捨てられていく資源の活用を大切にしていきたいと考えています。

使命感というよりも、資源が別な形で活き活きと輝いていることが何だか気持ちがいいからです。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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