脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
真冬の時期ですが、
なんとここ数日雨が降っています。
今日は、剪定のときに、たまにみかける生き物について書いてみました。
冬でも、よ~く目を凝らすと、いろいろな生き物がいます。
ブライトウェルとオースチンの剪定
昨日あたりから、ブライトウェル。
今日からオースチンを中心に剪定をしています。
ブライトウェルは、すっきり甘い品種です。
それほど実は大きくなりませんが、熟期の見極めが容易で、
いわゆる「ハズレ」が少ない、いつでも安心して食べられる感じです。
実がまん丸でカワイイのも特徴です。
オースチンは、ブライトウェルに比べると濃厚な甘さが特徴です。
実は扁平で、実はけっこう大粒になります。
オースチンもハズレのすくない品種で、あまり欠点がないように思います。
おもしろいことに、ブライトウェルは女性が好み、オースチンは男性が好む傾向があります(当園調べ)。
どちらも、観光農園でも、直販でも人気のある品種です。
ブライトウェルもオースチンもうちの農園では、良く育っています。
うちの農園では、ブライトウェルが8月上旬から中旬。
オースチンが8月中旬~下旬が収穫期になります。
剪定のときにみかける生き物
ミノムシ
ときどき、ミノムシを見かけます。
ミノムシは、葉を食べる害虫で、大小さまざまなものがいます。
オオミノガというミノムシは数が激減しており、希少らしいですが、うちの農園では、まだ見たことがありません。
ミノムシは、被害が少ないため、私はあまり積極的に駆除はしていません。
ブルーベリーの葉っぱで「みの」を作っているミノムシもいました。
コマユバチ
ときどき、コマユバチの繭をみかけることがあります。
うまくピントがあいませんでした・・・・
蛾や蝶の幼虫に寄生して、繭になるときに、幼虫の体を食い破って外にでてきます。
幼虫がかわいそうな気もしますが、害虫を食べてくれる頼もしい存在です。
みかけたら、そっとそのままにしておきます。
剪定したい枝にある場合は、そっと枝を切って樹下におきます。
ちなみに、コマユバチのような寄生バチの成虫の主な食べ物は花の蜜なので、
畑に「花」(雑草の花含む)がたくさんある環境は、天敵を呼びやすい環境になります。
珍しくイラガの繭
うちの農園では、久しぶりにイラガの繭をみました。
モンゴメリーという品種の樹に2こ繭がついていました。
イラガは、通称「電気虫」刺されると、電気が走ったような激痛がはしり、数日痛いので、観光農園的には重要な害虫だと思っています。
私は、農業法人で働いていた頃、収穫作業中に刺されたことがあります。
うちの農園では、全くといっていいほどみかけません。
3年ほど前に、ナツメの樹についているのをみかけたくらいです。
油断していましたが、来年から、もう少し注意してみようと思いました。
正常な生態系であれば、ガやチョウの幼虫が蛹になれる確率は、0.2%ほどらしいです。
ブルーベリーだけで600本くらいある中で、2匹しか繭になれなかったことを思うと、
やはりほとんどは、生き残れないようです。
雨の中の剪定は初めて
1月なのに、何故か暖かい日が続き、雪ではなく雨降りでした。
この時期に雨がふることは、この辺りでは、基本的にないので、雨の中の剪定も初めてでした。
雪もすっかりなくなりました。
明日は林業関係の仕事なので、明後日からまた剪定やります。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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