ブルーベリー剪定のときにみかける生き物たち~雨の中の剪定!?~vol577

ブルーベリー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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真冬の時期ですが、

なんとここ数日雨が降っています。

今日は、剪定のときに、たまにみかける生き物について書いてみました。

冬でも、よ~く目を凝らすと、いろいろな生き物がいます。

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ブライトウェルとオースチンの剪定

昨日あたりから、ブライトウェル。

(ブライトウェル)

今日からオースチンを中心に剪定をしています。

(オースチン)

ブライトウェルは、すっきり甘い品種です。

それほど実は大きくなりませんが、熟期の見極めが容易で、

いわゆる「ハズレ」が少ない、いつでも安心して食べられる感じです。

実がまん丸でカワイイのも特徴です。

オースチンは、ブライトウェルに比べると濃厚な甘さが特徴です。

実は扁平で、実はけっこう大粒になります。

オースチンもハズレのすくない品種で、あまり欠点がないように思います。

おもしろいことに、ブライトウェルは女性が好み、オースチンは男性が好む傾向があります(当園調べ)。

どちらも、観光農園でも、直販でも人気のある品種です。

ブライトウェルもオースチンもうちの農園では、良く育っています。

うちの農園では、ブライトウェルが8月上旬から中旬。

オースチンが8月中旬~下旬が収穫期になります。

剪定のときにみかける生き物

ミノムシ

(ブルーベリーの葉っぱで「みの」を作ったミノムシ)

ときどき、ミノムシを見かけます。

ミノムシは、葉を食べる害虫で、大小さまざまなものがいます。

オオミノガというミノムシは数が激減しており、希少らしいですが、うちの農園では、まだ見たことがありません。

ミノムシは、被害が少ないため、私はあまり積極的に駆除はしていません。

ブルーベリーの葉っぱで「みの」を作っているミノムシもいました。

コマユバチ

ときどき、コマユバチの繭をみかけることがあります。

うまくピントがあいませんでした・・・・

(コマユバチの繭)

蛾や蝶の幼虫に寄生して、繭になるときに、幼虫の体を食い破って外にでてきます。

(2022年の1月に撮影したもの)

幼虫がかわいそうな気もしますが、害虫を食べてくれる頼もしい存在です。

みかけたら、そっとそのままにしておきます。

剪定したい枝にある場合は、そっと枝を切って樹下におきます。

ちなみに、コマユバチのような寄生バチの成虫の主な食べ物は花の蜜なので、

畑に「花」(雑草の花含む)がたくさんある環境は、天敵を呼びやすい環境になります。

珍しくイラガの繭

(恐竜の卵みたいなイラガの繭)

うちの農園では、久しぶりにイラガの繭をみました。

モンゴメリーという品種の樹に2こ繭がついていました。

イラガは、通称「電気虫」刺されると、電気が走ったような激痛がはしり、数日痛いので、観光農園的には重要な害虫だと思っています。

私は、農業法人で働いていた頃、収穫作業中に刺されたことがあります。

うちの農園では、全くといっていいほどみかけません。

3年ほど前に、ナツメの樹についているのをみかけたくらいです。

油断していましたが、来年から、もう少し注意してみようと思いました。

正常な生態系であれば、ガやチョウの幼虫が蛹になれる確率は、0.2%ほどらしいです。

ブルーベリーだけで600本くらいある中で、2匹しか繭になれなかったことを思うと、

やはりほとんどは、生き残れないようです。

雨の中の剪定は初めて

(1月なのに雪にならずに雨でした)

1月なのに、何故か暖かい日が続き、雪ではなく雨降りでした。

この時期に雨がふることは、この辺りでは、基本的にないので、雨の中の剪定も初めてでした。

雪もすっかりなくなりました。

明日は林業関係の仕事なので、明後日からまた剪定やります。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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