ブルーベリー農家が考える「家庭果樹としてのブルーベリーのメリット」vol489

ブルーベリー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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実は、ブルーベリーは家庭果樹としても、かなりおすすめなフルーツです。

品種や栽培環境をうまく選択していくことで、比較的簡単に育てることもできます。

長期間にわたって少しずつ収穫できるのも家庭むきです。

今回は、ブルーベリー農家が考える「家庭果樹としてのブルーベリーのメリット」について書いてみました。

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ブルーベリーは家庭果樹としても育てやすい理由

ブルーベリーの樹はあまり大きくならない

ブルーベリーは低木なので、比較的大きくなるラビットアイ系品種でも2m程度の樹高にしかなりません。

ポット栽培だと、よりコンパクトになります。

庭やポットでベランダでの栽培にも、おさまりがよいと思います。

ブルーベリーは無農薬で育てやすい

ブルーベリーは果樹の中でも、比較的病気や害虫の被害が少ないタイプだと思います。

栽培環境にもよりますが、他の果樹と比較して無農薬で育てやすいと言えます。

家庭菜園で農薬をなるべく使いたくないというニーズに応えることができます。

ブルーベリーは毎日ちょっとずつ収穫できる

ブルーベリーは、実の一つ一つが別々のタイミングで熟していく特徴があります。

大量の収穫を一括ですることができないのは出荷などではかなり不利になりますが、

家庭では、一気にたくさん取れても、処理に困ります。

むしろ、ちょっとずつ毎日食べられるのは、大きなメリットだと思います。

私は基本的にブルーベリーは出荷栽培向きではないと考えており、この特徴を活かして摘み取り園(ブルーベリー狩り)主体で運営しています。

ブルーベリーは皮をむかずにそのまま食べられる

(ブルーベリーは皮をむいたり切ったりしなくても食べられる。スウィーツとの相性もいい)

ブルーベリーは皮をむいたり、カットしたりという手間がかからず、そのまま食べることができます。

ちいさなお子さんの健康おやつとしても、重宝します。

ヨーグルトやスウィーツなどのトッピングとしても相性抜群です。

家庭でブルーベリーを栽培する時のポイント

ブルーベリー栽培は水はけに注意

(水はけの良い火山灰質の黒ボク土。ブルーベリー栽培には適する)

ブルーベリーは環境が適していれば比較的強い作物ですが、

水はけが悪い環境だけは、とても苦手です。

そのため、造成された宅地の庭や田んぼ跡地に植えると、成長が悪く、最悪、枯れてしまうこともあります。

水はけのよい環境が確保できなければ、ポット栽培などにするのも一つの方法だと思います。

ブルーベリーは育てやすい品種を2種類以上育てる

2品種以上育てることで、実のつきがよくなります。

違う品種の花粉がつかないと結実しにく性質を「自家不合和性(じかふごうわせい)」といいますが、

この性質はラビットアイ系品種に特に強いと言われています。

品種は基本的に好みでいいと思いますが、なるべく強壮で豊産性の品種、特にラビットアイ系品種がおすすめです。

さらに、水はけのよい環境でラビットアイ系品種であれば、「ど根性栽培」もおすすめです。

植えつけで必要な資材や手間が少なく、環境に適応すれば、メンテナンスも手間がかからなくなりますので、週末作業でも可能です。

ど根性栽培の詳細については、関連記事をご覧ください↓

まとめ

樹が大きくならないブルーベリーは庭やベランダにもおさまりが良く、毎日少しずつとれるので、長期間楽しむことができます。

無農薬栽培にとりくみやすく、安心安全なおやつとしてもおすすめ。

食べるまでに手間がかからないという点も忙しいご家庭にもぴったりではないでしょうか。

ブルーベリー農家としては少々複雑な面もありますが(笑)

私は、ご家庭でのブルーベリー栽培も、農園のお客様にも積極的におすすめしています。

ブルーベリーの魅力がもっと広がるといいと思っているからです。

今後、栽培講座なども企画していきたいと思っています。

(家庭果樹でのブルーベリー栽培のメリット)
●樹が大きくならない
●無農薬で育てやすい

●毎日少しずつ収穫できる
●皮をむいたりといった手間をかけずにそのまま食べられる
 
(家庭果樹でのブルーベリー栽培の注意点)
●水はけのよい環境で育てる(そういう場所が無ければポット栽培も一つの方法)
●2品種以上を育てる
 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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