脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみの(幸せフルーツ工房)では、ブルーベリー、ハーブ、ヘーゼルナッツを中心に栽培しています。
そのほかにも、自家消費の野菜を栽培しています。
農家になる前、もともと私が趣味で野菜づくりをしていたのを、7,8年ずっとやっています。
昨年は直売所で少し販売もしました。
仕事なのか趣味なのか、という感じですが、少しずつ、野菜づくりの準備も進めています。
今回は、ナスの苗づくりの「夜間の保温」について書いてみました。
早めに準備するナスの苗づくり
夏野菜を植えるのは、私の場合、5月の連休すぎくらいになります。
夏野菜の生育適温が高めなため、可能な限り暖かくなってから種まきをした方が、保温がラクになります。
しかし、ナスの苗は、苗を育てる期間が50日間~と、比較的長いため、まだ、少し肌寒い時期から種まきをする必要があります。
温度の管理が、ナスの苗づくりを、少し難しくしています。
夜間は16℃から20℃くらいに保温する
ナスの生育適温は20℃から30℃くらいです。
日中は20~25℃くらい。
15℃以下になると生育がとまったり遅くなるため、種をまいたら、最低でも16℃~20℃くらいには温度を保ちたいところです。
種をまく前に、体温で発芽させておくと、よく発芽し、発芽時期も比較的そろいます。
(体温による発芽の詳細は以下の記事をご覧ください↓)
私の住んでいる、長野県安曇野市では3月中旬でも、夜間は0度近くなる日があります。
室内温度が10℃前後であっても、もう7~10℃くらいは加熱して温度を上げたいところです。
育苗ヒーターと湯たんぽで保温
夜間は、湯たんぽと育苗ヒーターを組み合わせて苗を保温しています。
蓋に通気口をあけた、透明なプラスチックの衣装ケースに育苗ヒーターと苗、湯たんぽを入れます。
湯たんぽでも、かなり保温できますが、明け方に冷えてきてしまうことと、ケース内でも温度にもむらができるため、湯たんぽと電熱ヒーターを組み合わせて使っています。
育苗ヒーターにはサーモスタットをつけて、温度調整しています。
サーモスタットとは、設定した温度以上になると、電気を送るのを停止する装置です。
サーモスタットにもセンサーがついていますが、念のため、地温計と最低最高値が記録できる温湿度計も設置して、3つの計測器を見比べています。
今のところ、特に計測器同士に矛盾はないように思います。
ポータブル電源の電気消費は、一晩で30%くらい減になるくらいです。
私が使っているポータブル電源が518Whなので、およそ155Whくらいです。
寝る前は、部屋がまだ暖かいので加熱は起動していないのですが、明け方に温度が下がった時に起動して、数時間加熱しているものと思われます。
育苗ヒーターの電気はソーラーでまかなう
育苗ヒーターのための電気は、日中のうちにソーラーパネルで充電しておきます。
天気がそれほどよくなくても、50%以上は充電できるため、十分です。
なるべく自然エネルギーを使いたいので、間接的ですが、太陽エネルギーで育苗しています。
数日保温すると地上に芽が出てきます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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