脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
現在、月齢的に適期から外れているため、成木の剪定はしばしお休み中です。
ちょうど、全体で8割ほど、成木の7割ほどが完了しており、あと4日くらいで完了する予定です。
(2023年)2月の9日あたりから再開したいと思います。
今回は、剪定している時にゲットできるブルーベリーの「挿し穂」について書いてみました。
ブルーベリーの剪定で自然にゲットできる「挿し穂」
ブルーベリーの剪定をしていると、ブルーベリーの「挿し穂」をゲットできます。
ブルーベリーの苗は「挿し穂」を挿し木して苗をつくるのが一般的です。
挿し木の方法には、
地上部の活動期の6月頃に挿し木をする「緑枝挿し」
地上部の休眠期に挿し穂を採取し、発芽前に挿し木をする「休眠枝挿し」
があります。
現在主流になっている方法は、管理のしやすさから「休眠枝挿し」です。
剪定のときには、この「休眠枝」をゲットすることができます。
剪定のときに、をゲットできるタイミングは以下のとおりです。
- 幼木などを切り返し剪定したとき
- 混みあった新梢(シュート)を間引き剪定したとき
- 不用なサッカー(ひこばえ)を切ったとき
挿し穂のサイズと保管方法
挿し穂のサイズは10~15cm程度で、挿し穂するときも少し切るので、やや余裕をもった長さにしておきます。
太さは割りばしより少し細いくらいが理想です。
花芽があると、発根などが劣ってしまうので、花芽のない1年生枝を採取します。
採取した挿し穂は、ジップロックなどで密封し、冷蔵庫で保管しておきます。
乾燥させると枯死してしまうので、しっかり密封します。
ブルーベリー苗木を作ろうと思ったわけ
自分で農園を始める前に働いていた農業法人では苗木生産の経験はありましたが、
実は、今まで自分の農園ではこれまで苗木を作っていませんでした。
栽培を始めた自分が無理なく管理できる規模で栽培したかったこともあり、自分のところえ増やす場合でも、少しずつ、手探りでという感じだったためです。
それに、まだブルーベリーの樹が小さかったので挿し穂になるものも、あまりとれなかったこともあります。
しかし、昨年あたりから、「苗木は販売していないんですか?」と聞かれることが次第に多くなり、
樹も大きくなって挿し穂がけっこう採れるようになったので、苗木を作ろうと思うようになりました。
うちで栽培しているブルーベリーの品種はクラシカルなものがほとんどなので、パテント種はほぼありません。
そいう意味でも苗木生産は取り組みやすいかもしれません。
苗木を大きくするまでは時間がかかるので、来年くらいからの販売になりますが、その時はまたお知らせさせていただきます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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