【水が吸い込まれる土のはなし】脱サラ元公務員のひきよせ農業vol.12〜ブルーベリー&自然栽培~

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脱サラ、元公務員、今は某農業法人でブルーベリーの栽培をやっています、かんざき たつやです。

脱公務員の経緯については、以下をご覧ください。

 

tty-kanzaki.hatenablog.com

 

子どもたちが笑顔で楽しむ、ブルーベリーの摘みとり園を創るべく、日々、まい進しております。

 

きょうは、土の話を書きたいと思います。

 

屋外にある土は、何からできているでしょうか。

 

もともとは、岩が風化して堆積したものや火山灰など(母材といいます)からできており、長い年月をかけて、植物が生えることのできる土、土壌(どじょう)となっていきます。

 

土壌化が進行すると砂、粘土鉱物、無機物などの量が増え、それらが反応しあって、つぶつぶ状のを団粒構造(だんりゅうこうぞう)を形成します。

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水に溶けにくい丈夫な団粒構造(マクロ団粒)には、大小様々な、すきまができます。小さなすきまには水がたまり、大きなすきまからは水が排水されるため、みずもちがよくみずはけがよい理想的な状態を作り出します。植物の根には水が必要ですが、同時に呼吸もしていることから、水はけがよく酸素が供給される状態が適しているのです。

 

これらの団粒構造は、ミミズなどの土壌生物や微生物が作り出しています。

 

さらに根は、根に送られてくる栄養の半分は自らの生長に使いますが、残りの半分は、根の周りにだして、土壌の微生物などの働きを活発にして、自らに都合の良い団粒構造を作り出していると言われています。このため、団粒構造は根の周りに発達するようです。

 

 団粒構造の発達した土は、雨などがふっても、土壌にしみこみます。必要な分は植物に利用されると同時に過剰な水は排水されます。

 

最近、雨が比較的強く(10mm/h程度)降ったときの状況です。

 

 自宅の裏での建築工事をやっている場所、重機などで踏み固められているため、水がしみこみません。

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   庭の草が生えていない荒れ地部分です。上記よりは、ましですが、あまり水がしみこんでいません。

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    庭でハーブなどを創っているスペースです。雑草なども支障がない範囲で残しています。水がしみこみ、たまっていません。

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    耕すと土が柔らかくなると言う話を聞きますが、これも団粒構造のように、耕すことにより土の中にすきまができるので、一時的にやわらかくなります。しかし、耕した場合のすきまは壊れやすく、雨などによって容易に壊されて、堅くなってしまいます。これに対して生物の働きによりできた団粒構造は雨などに溶けにくいため、植物が生育する環境が保持されていくのです。

 

自然の働きを発揮させる、農業の醍醐味ではないでしょうか。

 

最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。

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【参考文献】

  • 図解でよくわかる 土・肥料のきほん(一般社団法人 日本土壌協会監修 誠文堂新光社)
  • これならできる 自然菜園(竹内 孝功 農文協)

 

 

 

 

 

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