【除草しながら自然のサイクルを考える】脱サラ元公務員のひきよせ農業vol.24〜ブルーベリー&自然栽培〜

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(ポットの中の木材チップのすきまから生えるカタバミ) 

 

脱サラ、元地方公務員、今は某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっております。かんざきたつや、36歳です。

 子どもたちの笑顔あふれる、お父さんお母さんも一緒に笑顔あふれる、ブルーベリー農園を自分で創るべく、日々まい進しております。

 脱公務員の経緯や、ブルーベリー栽培を始めた経緯、やりたい農園のコンセプトについては、以下をご覧ください。

 

tty-kanzaki.hatenablog.com

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今回は、先日、私が勤務する会社のブルーベリー農園で除草、清掃作業を行っていた際に、考えたことについて、書きたいと思います。

 

9月、この時期になりますと、私が働いている会社では、ブルーベリーの収穫は終了しており、観光摘み取りも終了しています。10月にハロウィンイベントが予定されていることもあり、落ちてしまった果実や落葉の清掃や、除草作業などを行います。

 

農園では、ブルーベリーを60Lまたは100Lの樹脂製のポットに植えており、潅水装置により潅水を行っています。ポット内には、木材チップを敷き詰めており、農園のほぼ全域に防草シートを張り巡らせているので、比較的雑草などは生えにくいです。

しかし、雑草たちはたくましく…

ポット内には木材チップの隙間を縫うように、カタバミが生え、ポットの下には水の運んできた土にハコベやカタバミ、スズメノカタビラ、ギシギシなどが生えます。防草シートの破損部や隙間には、メヒシバやスベリヒユなどが生えます。とくにポットの下にはミミズやハサミムシ、ゴミムシなどの小さな動物も見られます。

 

(潅水装置の配管にたまった土に生えるカタバミ、スズメノカタビラなど)

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(防草シートの破損部分に生えるハコベ)

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(防草シートの隙間に生えるギシギシ)
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先日、勉強会に参加した、故飯島秀行氏(一般財団法人テネモス国際環境研究会理事長)「自然の中教える農業のお手本」には、こんな記述があります。「自然とは、形をまとった宇宙法則のことです。自然とは、自らの力で形体を作り、自らの力でエネルギーを取り入れて動いている、生き物なです。」「自然法則とは、自然と宇宙法則がバランスを取って、一体化している、という意味です。バランスが取れていない状態を不自然といいます。」(本文抜粋)

 

・・・もしかすると、野草が生えていない状態、裸地、防草シート、土がむき出しの畑も?

不自然な状態であることから、バランスをとって自然な状態に戻す働きなのかもしれません

水や風により土が運ばれて、野草が生育して、小動物が住み着く…。生物の多様性によりエネルギーが高い状態に落ち着くのかもしれません。

 そのように考えると、自然農法、果樹の草生栽培等々の雑草を排除せずに生かす農法が成果を上げていることも納得ができます。

 

 農業は収穫と言う目的があるため、全てを自然のままにゆだねることはできないかもしれませんが、自然のサイクルの中にあることを考え始めたときに、その先に答えがあるのかもしれません。

 

 なお、「自然の中教える農業のお手本」という書籍、私もまだ理解不足なところがあると思いますが、農業という分野を超えて、世の中や自然のしくみをあらためて考えさせられる内容であり、おすすめの本です。

 

自然が教える農業のお手本

自然が教える農業のお手本

 

 

 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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