脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
冬場になると、モグラが掘った「縦穴」が農地に見られることがあります。
ブルーベリーの森あづみのでも、たまにモグラの縦穴をみかけます。
よくよくみると、土の中が少しわかることがあります。
モグラが教えてくれる土の中
黒ボク土の「腐食の多い層」の厚さがわかる
モグラの掘った穴をみると、微妙に土の色が違うことがあります。
黒っぽい土がほとんどですが、少し赤褐色のような土が見られる場合があります。
ブルーベリーの森あづみのの土壌は「黒ボク土」という火山灰由来の土壌です。
表面に近い部分に、腐食の多い黒っぽい層と、その下に心土という腐食の少ない層があります。
ブルーベリーの植え付けをするときに、黒っぽい層の厚みが場所によって微妙に違うことがわかりました。
全体的には、30~40cmくらいですが、特に農園の南西側によるほど、比較的黒っぽい層が薄くなるように思います。
モグラの穴は10cm~20cmくらいと、比較的浅いため、明るい色の褐色の心土が掘り出されているということは、腐食の層が薄めな場所ということがわかります。
うちの農園でみられる黒ボク土の心土は一見粘土のようですが、手でこねて「こより」作ってみても、あまり長く作れないため、粘土は少ないように思います。
浸透試験をやっても、心土の透水性が特別悪いという感じがあまりなく、単に腐食の含まれる量の違いなのかもしれません。
腐食の層がより厚い方が、一見いいような気がしますが、実際のところ、ブルーベリーの生育にも、差がでていないような気がします。
たまたま、ブルーベリーの植え付けの時に、いろいろな場所で穴を掘っているので、だいたいの黒い層の厚みは把握していますが、
たとえ掘らなくても、モグラの穴もいろいろな情報をくれるものだと思いました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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