脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
剪定をしていく中で、樹種ごとにもかなり個性があります。
あくまで、うちのブルーベリー農園で、私の場合の事例ではありますが、
これまで、品種ごとに、気が付いたことや、自分なりに気を付けているポイントがあるため、ちょっとずつ紹介できたらと思います。
今回は「ブライトブルー」です。
月齢的に剪定適期になりましたので・・剪定再開
私は、月の満ち欠けで剪定適期を選んでいます。
今日から、剪定適期になるため、しばし休止していた剪定を再開しました。
ブライトブルーの樹形と剪定のポイント
ブライトブルーの樹形は、「開帳性」と本などに書かれていることが多いです。
実際に、少し開き気味に枝が伸びてきます。
クライマックスやなどに似ているタイプです。
このような開き気味に枝が伸びるタイプは、より縦にむけるように、広がらないように意識しています。
また、ナナメに伸びる枝が内側で絡みやすいので、内側もかなりすっきりさせるように透かせるイメージでやっています。
成長が遅かったブライトブルー
うちの農園の「い」の森(圃場の名称)のブライトブルーは、2019年植栽組で、一番最初に植えたブルーベリーたちです。
ところが、ブライトブルーは同期の他の品種と比べると、明らかに成長が遅く、植え付け後に、葉っぱが赤く枯れて落葉してしまうものも数本ありました。
ブライトブルー自体は特に樹勢が弱いという情報はみたことがなく、実際、うちの農園の「に」の森(圃場の名称)では、ブライトブルーはよく育っています。
個体差か、植え付け時期、局所的な土壌条件の違いなど、いろいろ考えられます。
しかし、昨年くらいから、しっかり成長してきて、だんだん同期の樹においついてきました。
いいシュート(新梢)も延びるようになりました。
待ってみるものです。
爽やかで人気もある品種なので、今年も楽しみです。
ブライトブルーも夏剪定効果あり?
徒長(伸びすぎ)気味に、鉛直に強く伸びて、あまり花芽をつけない、いわゆる「徒長枝」を、
夏期に摘心(先端をカットする)して、花芽をつけさせる方法があるようです。
これを「夏剪定」と呼ぶ場合があるようです。
※単に休眠期以外(夏期)に行う剪定の総称を夏剪定と呼ぶ場合もあります。
ここ数年、日本ブルーベリー協会の会報誌などでも紹介されてきており、わりと流行っているかもしれません。
先端を摘心する時期によって、枝が分岐したり、枝は分岐せずに花芽をつける場合にわかれるようです。
私は、これまで、どちらかというと、枝を分岐させ、結果枝を増やすために摘心していました。
ところが、摘心する時期によって、分岐せずに花芽をつけている枝が、多くの品種で見られました。
ブライトブルーも同様です。
少し、遅い時期に摘心した箇所が、そのようになっています。
ブルージェムやウッダートやティフブルー、メンデイトなどにもみられており、あまり品種による差はないのかもしれません。
摘心したすぐ下にできる花芽からできる果実はより大粒になるそうなので、引き続き観察してみようと思います。
たしかに、徒長枝は太くて強く、葉も多くなるので、花芽さえできれば、いい実ができるのかもしれません。
ブライトブルーの挿し穂も採取
ブライトブルーを剪定しながら挿し穂も採取しました。
けっこう徒長枝が伸びるので、挿し穂は多くとれます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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