脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみのでは、今年、「ハーブ園(ハーブの森)」をつくろうとしています。
現在中心となっている「ブルーベリー園(ブルーベリーの森)」、昨年ヘーゼルナッツの栽培を始めた「ナッツの森」、
そして・・・「ハーブ園(ハーブの森)」を今年から作りはじめようと思っています。
その中心となるハーブの一つとしてワイルドローズ「ハマナス」の栽培を考えており、今回苗が届きましたので、「ローズの仮植えの方法」もあわせて紹介したいと思います。
魅力的なワイルドローズ「ハマナス」
(↑2年前から試験栽培しているハマナス)
ローズには、世界中に星の数くらい品種があります。
バラはそれだけ古代から人々に愛され続けたのだと思います。
「モダンローズ」、「オールドローズ」、そして原種の「ワイルドローズ」です。
オールドローズは1867年頃までの、比較的古い伝統品種群であり、モダンローズはそれ以降のものをさすことが一般的です。
学術上の分類というよりは、便宜上の区分のようです。
オールドローズは、近年のモダンローズに比べて、少し地味ですが、素朴な味わいがあり、育てやすいのが特徴です。
さらに、原種計のワイルドローズは、強壮であり、荒野に咲くバラといったイメージです。
ハマナスは、北日本を中心に分布している日本在来のワイルドローズです。
2年程前から試験栽培していますが、本当に強く育てやすいです。
5月頃に咲く花はやや地味かもしれませんが、色が鮮やかで、よい香りがします。
9月頃には実がなり、ローズヒップとして、ハーブティーなどに利用することができます。
(↑8~9月頃に実ができます。いわゆる「ローズヒップ」です)
(↑ローズコーディアルは幸せな気持ちになるドリンクです)
ハマナスの苗が到着
今回、100本程植えようと計画しており、その苗が到着しました。
ハマナスは、地下茎からどんどん新梢が伸びてくるので、それを取木したもののようです。
樹高30cm前後という規格でしたが、40cm以上はあるように思います。
注文した苗は100本でしたが、おそらく110本くらいはありそうです。
「ハマナス」の仮植えの方法
植えるまでの少し間がある場合は「仮植え」がおすすめ
今回注文したのは、「裸苗(はだかなえ)」という苗で、土から掘り出し、根っこがむき出しになっている苗です。
(↑裸苗は根を乾燥させないことが大切)
ポットに土を入れて、苗にしているものは「ポット苗」といいます。
裸苗の場合、一番注意したいのが「根を乾燥させないこと」です。
裸苗を根が直射日光にあたる場所に置いてある販売店では買わない方がいいと思います。
林業用の裸苗を植えるときも、苗木袋などに入れて、乾燥させないように山で持ち歩きます。
そのため、到着後は速やかに植えつけるの基本です。
さらに、今回の苗は茨城県からきたこともあり、少し芽吹いています。
今すぐにでも植えたいところですが、今回は、植えつける畑の準備の関係もあり、いったん「仮植え」することにしました。
仮植え手順①苗に水を吸わせる
(↑1時間程度水を吸わせておくと安心。日陰に置く)
苗が発送から到着までに、乾燥してしまっている可能性があるため、水につけて吸水させます。
1時間程度はつけておきます。
水道水を使う場合は、汲み置きしてカルキを飛ばしておくとより良いと思います。
仮植え手順②苗床の準備
苗床の草などをどけて苗床をつくり、20cmほどの溝を掘ります。
仮植え手順③苗を数本束ねて植える
苗を5本程度束にして植えます。
地下茎からでる新梢はもっと混みあっているので、もっと多い数を束にしても大丈夫のような気がしますが、管理しやすいので5本ずつにしています。
束にするときは、根の位置が上下でずれないように注意します。
植える間隔は15cm程度で、土をかぶせたら、足で踏んでしっかりと鎮圧。
鎮圧することで、土と根が密着し、苗の根が乾きにくくなります。
(↑土をかぶせたら、しっかり踏んで土を鎮圧しておく)
仮植え手順④マルチングして水やり
刈草などでマルチングして地面が乾燥しないようにして、たっぷり水をやります。
最初にたっぷり水をやることで、細かい土が土と根の隙間に流れて、隙間が埋まります。
根と土が密着するので、根が乾燥しにくくなります。
しつこいようですが、裸苗は根を乾燥させないことが大切です。
ハマナスの本植えは4月中旬になります
(↑ローズハニーは、紅茶やヨーグルトに入れたり、スウィーツにも相性抜群です)
畑の準備の関係もあり、本格的な植え付けは2週間ほど先になります。
ハマナスのほかに、アップルローズなどのオールドローズや昨年増やしたレモングラスなども栽培していこうと思っています。
また、その他のハーブについても少しずつ紹介していきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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