脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました、そして今は起業し、自分のブルーベリー農園を準備しています。かんざきたつや(@ttykanz)、36歳です。
農業を目指した理由、脱サラの経緯、やりたい農園のコンセプトなどは、下記のプロフィールページ又は、下記リンクご覧頂けるとうれしいです。
最近、ブルーベリー畑の「全体の作業」ばかり考えていて、
「森をみて木を見ず」状態。
肝心の、ブルーベリーの苗木をよく観ていないことに気が付き、
ざっくりと、草刈りだけをして、その日は
「ブルーベリー苗木ともっともっと観察DAY」としました。
ブルーベリー苗木をもっともっと観察DAY
もっと観察しようと思った
私は現在長野市に在住で、ブルーベリー畑は安曇野市にあります。
その間、約70km
近隣に移り住むことを検討しておりますが、今のところは「通勤」しています。
作業時間確保と、暑さ対策のため、だいたい午前3時くらいに出発しています。
そのため、ついつい、その日の作業をバタバタとやって、バタバタと帰ってくるといった感じになってしまっていて、ブルーベリー自体の観察をあまりしていないことにハッと気が付きました。
そのため、今回は、少し長い時間をかけて苗木を一本一本観ることにしました。
観察いろいろ
ハチの巣2か所かい!
なんと、「フタモンアシナガバチ」が巣を作ってる・・・・
しかも苗木2本に、
ハチがいましたが、早朝で気温が低く、動きがにぶかったので、そっと剪定バサミで巣を切り落としました。
ゴメンよ・・・。
何かのフン
お食事中の方、すいません。
小動物のフンがありました。
中に植物の種が大量にあったので、猫とか犬ではないと思います。
サイズからして、ハクビシン又テン、あるいはタヌキだと思われます。
タヌキは「溜めフン」といって、同じ場所で複数の個体がフンをすることが多いので、ハクビシン又はテンではないかと思います。
(ちなみに私は学生のとき、森林の野生鳥獣を研究していました。)
ミノムシ
ミノムシの蓑(みの)がありました。
サイズからして「チャミノガ」だと思われます。
この時期、蓑の中に卵があり、幼虫が大量にふ化するちょっと前くらいだと思われます。
幼虫は葉を食害するので、早期に発見できてよかったです。
でも、ゴメンナサイ・・・・
酸性土壌の兆候?
数か所、酸性土壌を好む「スギナ」が確認できました。
植付のときは見られませんでした。
ブルーベリーは酸性土壌を好むため、土壌酸度を下げる方向に調整するために硫黄粉を
散布しましたが、その効果でしょうか?
メーカーの資料では1~3カ月で効果がでるとの記述があったので、だいたい一カ月、その兆候でしょうか?
有機マルチの効果大
苗木の株元に有機マルチとして、木材チップと刈り取った牧草を敷いています。
梅雨時で雨は多いものの、ここ5日ほど雨が降っていないにもかかわらず、有機マルチの下は湿っていました。
10cm以上の厚さのマルチは効果大のようです。
私が採用している「ど根性栽培」では、基本的に潅水しないので、この有機マルチの徹底がとても重要です。
ただ、通常の野菜畑よりは、マルチの下のヤスデやダンゴムシ、ミミズなどの小動物が少なく感じました。
もともと牧草地だったせいでしょうか?
生物相が若干、単一的な印象でした。
葉焼け?微量要素欠乏?
心配な点として葉が赤くなっている株が若干ありました。
葉が赤くなる原因として以下が考えられますが
- 土壌酸度が高いため、鉄などの微量要素が吸収できない。
- 紫外線による葉焼け
- 水不足
水が不足していると、葉がもっとカラカラになり急激に茶色になるので、多分違います。
土壌酸度はたしかにまだ、高めだけど、葉が重なっているところは変色が少ないので、今回は紫外線による葉焼けと判断しました。
対策として、日照量がすくない場所に一旦移すなどがありますが、当然、動かせないし、日蔭も作れない・・・・もう少し様子をみようと思います。
花の取り残しが実に・・・
花芽の取り残しが一個だけ実になっていました。
ブルベリーは、最初の2年くらいは、木を成長させるために、実をならさずに、花芽の段階で剪定してしまいますが、これは、見落としで残ってしまったようです。
実が青くなる前に一旦、鮮やかなピンク色になるのが「ラビットアイ」(ウサギの眼)系の名前の由来です。
今後とも、楽しみながら、観察していきたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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