脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
他人の言葉に振り回される・・・という経験はありませんか?
私も非常によくあります(笑)
特に、起業した頃は、不安も今よりさらに大きくて、たくさん無駄なエネルギーを使っていた(今も?)
と思います。
今回はそんな「他人の言葉に振り回されてしまった時に、一番大切にしたいこと」を自分の経験も踏まえながら、書いてみました。
〇私が考える「他人の言葉に振り回されてしまった時」の対処法ついてまとめました。
他人の言葉が気になるのは「不安だから」?
農業を始めて最初の頃、まだ、あまり栽培面積が大きくなかった頃、
「この程度の面積のブルーベリー栽培なら、作業時間はたいして長くないですね。」とか、
「これで食ってきたかったら、〇〇aくらいは必要だよ。」とか
言われると、何だか馬鹿にされたようでとても気になり・・・・また「もう少し、増やさなければいけないのかなあ・・・」と不安に思っていたこともありました。
実際、今は栽培面積はかなり増えていますが、今思えば、当初の面積も、そこまで問題ないように思います。
本来は、栽培面積は、一要素でしかないので、どのようなビジネスモデルかによって全く意味が違います。
他人が適当に言っている根拠のないことは気にする必要のないことなのですが・・・
そのころは、今よりさらに経験が少なく、収量や収益のイメージが湧いていなかったので、そのまま受け止めてしまっていたのでした。
言われたからというよりは、もともと不安だったので、その部分に「反応した」ということのようです。
経営や栽培方法などにも様々な意見がありますが、それが気になるのは「不安な部分」「自信がない部分」に反応してしまうようです。
それ以外にも、いろいろと気になっては、くやしがったり、不安だったりと、とにかく他人の言葉に振り回されることも多かったように思います。
逆に不要なアドバイスに全く「反応しなかった」出来事
しかし、数年たってから、まったく、逆の経験もありました。
あるとき、ブルーベリーの栽培について話かけられたことがありました。
内容的には、
「ブルーベリーは消毒しないとショウジョウバエが湧くよ。」
「水をやらないと、ドライブルーベリーになってしまうよ。」
「防鳥ネットをやらないと鳥の被害がすごいよ。」
「昔はブルーベリーは直売所でも高く売れたけど、今はもうからないよ。」
といった、まあ・・・頼んでもいない不要なアドバイス(クソバイス?)ですが・・・
自分でも意外なことに、全くと言っていいほど気になりませんでした。
なぜかと言いますと、自分で実栽培していく中で
ラビットアイ系の収穫は梅雨明けなので、過熟な実をこまめに落とせば無農薬栽培でもショウジョウバエは発生しませんでした(天敵効果もある?)。
水をやらなくても、びくともせず元気に実をならしています。
防鳥ネットをやらなくても、鳥の被害がありませんでした。
ブルーベリーは商品を売るのではなく体験サービスとして売っています。
・・・・・と全て、実際に体験して確信をもっていたので、冷静に考えると少々ディすられたような内容でも、
「何て検討違いのこと言ってんだろこの人・・・・?」という感覚で、何故かまったく心にひっかからなかったんです。
これは自分でも意外でした。
自分が確信をもっていることは、全く見当違いのことを言われても、むきになるどころか、心底どうでもよく思ったのです。
他人に言われて、むきになる、気になる、悲しい、不安というのは、本当に自分の中の不安が反応しているだけだと思ったのです。
不安だということを認識すればそれでOK
ただ、実際に自分で確信をもつまでは、不安です。
特にまだやってないことなどは当然だと思います。
しかし、他人に言われたことが過剰に気になるようであれば、他人のことよりも、自分の中の不安な感情に向き合ってあげることの方が大切です。
自分の方が正しいはずだ・・・とか反論材料をさがすよりも、
よくよく掘り下げてみると、それ自体の正しい、正しくないということよりも(←この正しいもあいまいなですが)、
ほとんどの場合、自身の「不安なこと」が反応していることが原因だと思います。
まだ、やってない、経験してない、確信がないから不安なのは当たり前です。
「不安なんだよね~。わかる~。」と心の中で寄り添ってあげるでいいんです。
不安なのがわかってあげれば、とくに解決してなくても落ち着きます。
そのうち、時がたって、経験を積み、自信、そして確信にかわります。
そうなれば、実質的に消えてしまいます。
他人の言葉が気になったときは、そんな自分の気持ちに気が付くチャンスなのかもしれません。
以上、私の失敗談でした。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
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