脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリー観光農園の季節は「夏」です。
暑い夏はどのように日陰を確保するのかが重要になってきます。
「ブルーベリー農園の日陰をどのように確保するのか」について
昨年オープンした農園で工夫したことを書いてみました。
ブルーベリー観光農園にとって日陰の確保は大切
ブルーベリーの収穫の季節は、やはり夏の暑さが厳しい時期です。
したがって、ブルーベリーの摘み取り園にとって、お客様に快適に過ごしていただくために、「日陰の確保」はとても大切です。
長野県安曇野市の場合は、収穫時期は
ハイブッシュ系ブルーベリーで6月下旬から7月下旬
ラビットアイ系ブルーベリーで8月上旬から9月中旬
ブルーベリーの森あづみのでは、9割以上がラビットアイ系ブルーベリーで、ブルーベリーの摘み取りはラビットアイ系でしかやっていないので、時期は8月から9月です。
長野県安曇野市は、標高が高いので湿度が低く、蒸し暑さのようなものはほとんどありませんが、気温は意外に上がります。
地球温暖化の影響もあるかもしれませんが、昨年も気温35°を超える日もありました。
湿度がないため、日陰に入るとそれほど暑さは感じませんが、いずれにしても日陰の確保はとても重要です。
ブルーベリーの森あづみのでの日陰の確保で工夫していること
摘み取り場所の近くにも日陰をつくる
(↑摘み取りするブルーベリーの近くにもパラソルを設置)
自分でブルーベリー農園をオープンする前に、いくつかブルーベリーの摘み取り園にいったことがあります。
ほとんどの農園で日陰を作ってくれていたのですが、摘み取りする場所のすぐ近くではなく、けっこう離れていることも多く、特に子どもがまだ小さいときなど、に戻るのが大変に感じたことがありました。
そのため、摘み取りする場所に近いところにも、日陰をつくろうと思い、メインのレストスペース意外にも、ブルーベリーの植わっている空域の真ん中あたりに、パラソルを設置しました。
パラソルは、日の射す位置が時間帯によってかわることも考慮して、少し大きめの直径2.7mの木製パラソルにしました。
手洗いや消毒もいちいち戻らなくてもいいように、パラソルの場所に一式設置しました。
↑私が実際に使用したガーデンパラソルです。
全体で4か所設置しました。
木製でがっちりとしており、雰囲気も出るのでおすすめです。
私の場合は木製コードリールに垂木クランプをつけて設置しました。
キッチンカーの近くにも日陰を作る
(キッチンカー前にも日陰を設置)
受けつけと無添加かき氷の販売のため、キッチンカーを設置していますが、
その前のスペースにも組み立て式のテントで日陰をつくりました。
待っている間に、日陰にいられるようにと、キッチンカーの南側に設置することで、直接キッチンカーの中も暑くならないのようにするためです。
以前、子どもと一緒に動物園に行ったときに、キッチンカーでかき氷を食べたことがありました。
夏の暑い日だったので、かき氷が人気で、行列になっており、暑い中、待っているのがとてもつらかった記憶があり、このようにしようと思いました。
またキッチンカーの車内をなるべく暑くしないようにすることは、食品衛生上も重要なことであり、冷凍庫の消費電力も少なくてすみます。
また、日陰には、冷茶(無料)を設置したり、雑誌や書籍などを自由に読めるように配置しました。
(↑無料の冷茶やコラボ商品なども設置しました。)
緑の日陰をつくる
(↑ブドウ棚の日陰、「緑の日陰」が一番涼しいです。)
ブドウ棚を利用して、緑の日陰をつくりました。
元々は、農園の日陰は植物をメインにしたかったのですが、ブドウの成長がまだおいつかずに、2021年はタープと併用しました。
ブドウ棚の日陰は、どの日陰よりも涼しく感じ、実際お客様にも人気でした。
あらためて、植物の遮熱性に驚かされました。
しかも、ブドウ(ナイヤガラ)も美味しく食べることができ、お客様にも大変喜ばれました。
(↑ナイヤガラブドウ。無農薬で収穫できました。)
タープと併用することで、雨除けにもなり、急な雨などにはよかったです。
緑の日陰では雨には完全には対応できないので、雨対策も大切だと思いました。
使ったタープも、遮熱性が高く、色も景観になじみ、良い商品だと思いました。
2022年は、もっとブドウ棚の日陰がひろがるので、タープは主に雨よけ対策になるかもしれません。
西日のための日陰をつくる
(↑西日を防ぐために、西側をカバーするようにタープを設置)
日中の日差し以上に暑く感じるのが「西日」です。
ブドウ棚のタープの幅を少し大きめにして、西側に垂らすことで、西日を遮るようにしました。
ブドウがある場所は、ブドウのつるをたらして、緑のカーテンにしたり、
ひょうたんを栽培して、緑のカーテンにしました。
(↑ぶどうやひょうたんのつるでも、できる限り西日対策にしました)
日陰を座ったりするスペースより大きめにするか、少し、西側をカバーする構造にすることがポイントです。
(↑かわいいひょうたんがたくさんできました。持ちかえりたいというお客様もいました)
↑私が実際に使用したタープです。2か所設置しました。
価格はそれほど高くありませんが、遮熱性が高く、耐久性もあるいい商品でした。
まとめ
(↑「木陰」をメインにするのが最終目標です)
昨年、考えたことは、概ねよかったように思いますが、緑の日陰をもっともっと増やしていくのが目標です。
レストスペースに植えてある、様々な果樹は、木陰をつくりたいという意図もあります。
樹はまだまだ小さいですが、大きくなってくれば、より涼しい木陰ができるはずです。
これからも、より快適な、美味しいブルーベリーとゆったりと安曇野の景色を感じることのできるブルーベリー農園を作り続けていきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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