脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
先日、2021年のシーズンを振り返る動画を作成していました。
写真みながら、つくづく「私が本当に提供したいもの」について考えさせされました。
本当に提供したいものはブルーベリーではない?
一つだけはっきりしているのは私が提供したいもの(売りたい)ものはブルーベリーではないということです。
正確に言うと・・・・
ブルーベリーという「商品」ではなく、「ブルーベリーの森あづみの」ですごす体験や時間というサービスが私が本当に提供したいものだという意味です。
それは、ブルーベリー食べ放題という、いわゆる「ブルーベリー狩り」だけでもなく・・・・
自然の力を活かした農法で、育ったブルーベリーやその他の作物、
信州安曇野の気持ちの良い景色や空気。
野草や昆虫などの小動物など、農園という生態系をつく様々な生き物がつくる空間です。
私はこれらを「生態系サービス」または「農村コンテンツ」と呼んでいます。
自然を大切にすることは人も大切にすること
親子でお越しいただいたお客様の多くの方に言っていただけたのが、
「子どもが外で安心して遊べる場所でした」
「子どもが元気でいつも体力がありまっているから、発散できてよかった」
「大人ものんびり過ごせる場所でした」
といったことでした。
お子さんたちも、虫をみつけたり、変わった木の実で遊んだり、おなか一杯になっても飽きることはありません。
遊び方が決まった遊具ではなく、農園にいる昆虫やいろいろな木の実など、自然のものは変化に富んでおり、飽きることなく創造性を湧きたててくれます。
自然物を使った遊び場など、決まった遊び方はないからおもしろいのです。
野外(自然)保育の幼稚園に、子どもが通っていたときに(現在も下の子は通っています)、本当に子どもは遊びの天才。
豊かな自然があれば、本当に創造的に遊ぶという光景をいつもみてきたため、
子どもが一番楽しめる空間は、自然の力を活かした場所だと考えていました。
そして、同時に大人も、それを眺めながら、のんびりしてもいいし、子どもになって一緒に遊んでもいいし・・・・
そいう場所を作りたかったので、そこを喜んでいただけたことが本当にうれしく思いました。
そういった「自然体でいられる時間」も「私が本当に提供したいもの」なのです。
コロナ過ということもあり、より安心してすごせる場所が求められており、今後も、大人も子どもも自然体で、ゆったりすごせる時間を提供していきたいと思っています。
また、自身も田舎暮らしをしながら日々感じていますが、農村には本当にすばらしい「農村コンテンツ」があり、ブルーベリーはもちろんですが、農村コンテンツの様々な魅力を提供していきたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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