生き方を変えるのに『覚悟は特に必要ない』理由   vol306

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

かんざきたつやのプロフィールページを見る

「ブルーベリーの森あづみのホームページ」をみる。

インスタグラムもやってます。

YouTube動画始めました☆

私は、2018年に13年やっていた公務員をやめて、農業法人に転職し、2019年に独立してブルーベリーを中心とした観光農園などを始めました。

公務員をやめたことや、脱サラしたこと、農業を始めたこと、独立したこと・・・・

「思い切った決断」「覚悟を決めた」ということを言われることも少なくありません。

たしかに、「普通(?)の生活をやめる」「方向性を大きく変える」ということは、思い切ったことと映るのかもしれません。

しかし、実際にやってみた感じでは、全くそんなことなくて・・・

私自身は「覚悟を決めた」「決断した」という記憶は全くありません。

本当にやりたいことをするということは、もっと「自然」なことです。

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覚悟を決めるというよりは、自身へのやりたいことの「許可」

実際に生き方が過程ではドキドキしていました。

変えるときも「これでよかったのだろうか・・・」といつも思っていましたし、しばらくそう思っていたことも多々あります(い(今でも自分のコンディションによってはそう思います(笑))

そういう意味では、「ある時に覚悟を決めて、それにむけて脇目もふらず頑張る」ということは、少なくとも私はやっていなしし、できてもいません。

でも、気持ち的にはふらふらしていても、結局のところ、結果だけみれば、本当の望みはわかっていて、そっちの方向に進んでいるというのは確かです。

農業も転職も脱サラも独立も、振り返ってみると自分がもともとやりたいことの純度を高めていった結果であり、

ごく自然なことだったと言えます。

生き方を変えたいということは、新しいものを見つけるのではなく、自身にとって「不自然」だったものをやめて、「やりたいこと=自然なもの」へ軌道修正していくことでもあり、

「覚悟」というよりは、やりたいことをやってもいいという「許可」を自身に出してあげるということではないでしょうか。

その中で自分の望みのことをやって、その過程そのものが楽しかったり、それが結果につながったことの喜びを味わったり、「これでよかったのか」と思いながらも、「好きなようにやってもいいんだ」という自身への許可や確信が大きくなってきたと感じています。

「変化への恐怖」と「期待に応えられない罪悪感」を振り切らずにみつめてみる

自身への許可で妨げになるのが「罪悪感」と「変化への恐怖」です。

「罪悪感」これは、多く人が幼少期より「他人(特に親)の期待に応える」という性質を獲得してきてしまっていることが原因ではないかと思います。

大人・親・他人の期待に応えるということは、家庭・学校・人間関係では、大切なことでもあり、一見、評価されるように見えるだけに、多くの人はそれにはまってしまいます。

しかし、他人の望みを自身より優先してしまうと、だんだんと苦しくなってきてしまいます。

自身にとっては「不自然なこと」だからです。

経済面、生活の変化、リスク・・・・など変化を心配する理由はいくらでも思いつきますが、

実際にこれらのことが発生することはあまりなく、

そのほとんどが人間が本来もっている「変化そのものへ恐怖」と後天的に獲得している「他人の期待に応えられな罪悪感」だと言えます。

変化そのものの恐怖は人間が本来もっている性質で、危険から身を守るためだと言われています。

それはしょうがないので、ドキドキしながらやってみる・・・。

というよりは、やりたいことがわかってくると、怖くてもなんか、いつの間にかやっていることが多いかもしれません。

「他人の期待に応えられない罪悪感」は、自分自身をもっと大切に尊重することで少しずつやわらいでいくと思います。

一見矛盾するようですが、自分を大切にすると本当の意味で他人も大切に尊重できることに気が付くと思います。

自分を大切にすることは他人を大切にすることでもあるのです。

やさしく、ゆる~く許可していく

「覚悟を決めたんだ。もう迷わないんだ。」というのは一見かっこいいですが、

これらの過程をみないふりをして、本質的なものから目をそむけているとも言えます。

(もちろん、すべてがクリアになっている方はそうでないと思います。私の場合です。)

いままで不自然な生き方をしていた人は、そもそも「やりたいこと」をやることも、正直なところ、最初はかなりしんどいです。

だれも縛っていないけれど、自分らしく生きることにの許可を出してあげていく過程.

いきなり、変化はできないけど、本来の形にもどる時間。

覚悟ではなく、自身にもっとやさしく、ゆる~くすこしずつ許可していくことなのだと思います。

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