長雨がブルーベリー農園もたらしたものを考える vol275

ベリー&ナッツ&ハーブ
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

かんざきたつやのプロフィールページを見る

「ブルーベリーの森あづみのホームページ」をみる。

インスタグラムもやってます。

「ブルーベリーの森あづみの」は、今年8月2日よりオープンします。

ご予約は「幸せフルーツ工房 ブルーベリーの森あづみの」のホームページより受け付けております。

⇒ブルーベリー狩りの詳細はこちら

⇒ブルーベリー狩りのご予約はこちら

8月13日からの長雨により、ブルーベリーの実が割りたり、臨時休園になったりと、ご予約いただきましたお客様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。

異常気象とはいえ、いろいろと考えるきっかけになった長雨の影響について書いてみました。

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雨によるブルーベリーの実へのダメージ

雨によりブルーベリーの裂果(実が割れる)が発生

(↑裂果が発生しています)

8月13日から15日までの3日間で、秋雨前線に伴い188mmの降雨があり、しかもすこしずつ連続した梅雨のような雨でした。

完熟したブルーベリーの実が割れてしまったものもありました。

特に、裂果(実が割れる)に弱いクライマックスや、ちょうど完熟した実が多かったブライトウエルに多く見られました。

割れた実は、スズメバチやアシナガバチを呼んでしまうので、雨が収まった日に、なるべく取り除きました。

残った実も水分を吸いすぎて、実の味がぼやけたような状態になってしまったため、一時的に園全体の実の品質が落ちてしまいました。

その後も数日日照不足で実が熟さなかった

(↑見た目は美味しそうですが、雨により味がうすく、未熟な実も多くあります)

さらに、その後8月19日まで8月13日から数えると一週間で、日照が4時間ほどしかなく、新たな実も熟さず、味がぼやけた状態もなかなか回復しませんでした。

ぎりぎりまで悩みましたが、お客様に食べてもらえる品質にならないと判断し、8月20日から22日までを臨時休園としました。

ご予約いただきました皆様には大変ご迷惑をおかけしました。

現在は、回復傾向にあり、8月27日からは通常営業できる見込みです。

長雨への対応として・・・

今回の長雨はこの時期の秋雨前線という異常気象によるものですが、雨が続くことは、今後も起こりうることだと思います。

お客様によっては、遠方で予定を調整するのが難しく、来れなくなってしまうこともあります。

自然相手でやむを得ないと言えばそれまでですが、旅行などの予定を変更するのは大変なことなので、安全上の理由以外で、なるべくなら、臨時休園は避けたいと考えています。

今後は、連続する雨の前には、完熟ブルーベリーを摘み取っておき、雨の日にも、美味しいブルーベリーを提供できる体制を整えることなどを徹底していきたいと思います。

なんと新芽が良く伸びた

実へのダメージをもたらした長雨ですが、雨は新芽の生長にはよい影響をもたらしました。

雨の前と比較して、明らかに新芽が伸びており、全体的に園のブルーベリーの背が高くなったように見えます。

そういえば、梅雨時期などにも、数日で、一気に新芽が伸長するなど、同じような現象が起こることがあります。

これは来年以降の収穫につながるため、今年の実と引き換えに、与えてもらったもののようです。

(↑新芽の伸びがすごいです)

自然現象そのものは、感情をもたず、特定の立場から見た見方にすぎないのかもしれません。

自然を受け止めるとともに、農業エンターテイメントサービスとしてできることは何なのか、とても勉強になったできごとでした。

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