人生100年時代の歩き方~たぶん生きやすい時代~vol803

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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「人生100年時代」と言われて久しいですが、私は史上稀にみる「生きやすい時代」だと考えています。

その理由について書いてみました。

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ほとんどの人が100年に向き合う時代

「人生100年時代」と言われ出したのはいつの頃だったのか、忘れてしまいましたが、いつのまにか定着しました。

過去の予測に反して、人の寿命も健康寿命も延び続けています。

少なくとも2012年以降に生まれた子の80%以上は100歳まで生きると推計されているそうです。

その頃には、100歳まで生きて「長生き」とは言われてなくなるかもしれません。

そのような時代に、どのように生きていくのか、それは・・・本当の意味で自分の人生に向き合う時代に入っていくのだと感じています。

しかし、それは「素晴らしい時代」になると確信しています。

少し前の世代では、就職し、60歳定年まで働き、それからは、年金をもらいながら老後を過ごすというライフスタイルが存在しました(そうでない人ももちろんいると思いますが・・・)

しかしそういった時代は、おそらく50年、一世代分もなかったのではないかと思います。どちらかというと特殊な時代であるとも言えます。

少子高齢化が加速し、若い人が減り、高齢者が増加すれば、年金制度などは成り立ちません。

と、いうよりも、もともと年金制度は、若年人口の割合が高い特定の時期(人口のボーナス期)にしか成立しないモデルです。

効率的に、安定的に国家予算を増やすための税制の一つであったとも言えます。

少子高齢化や人口減少は、程度の差はあっても、先進国はいずれ直面することとなります。

年金を「積み立ててきた」と勘違いしている人も多いですが、違います。

今、年金をもらっている人たちは、基本的に現在年金を支払っている人のお金からまかなわれていますし、その支払い額も過去よりかなり上がっています。

それも、人口比が全く違う状態で、生産労働人口がなんとか支えているギリギリの状態です。

もう、明らかにルールがかわっています。

「長期間労働」を目の当たりにすると、自分の「生き方」を考える

この10年くらいの間に、定年後も再任用などで、働き続ける人がかなり多くなりました。

「長期間労働時代」は、すでに始まっているのではないかと思います。

日本では、年金の支給年齢の引き上げのために、公務員や民間起業では、定年の引き上げが段階的に進められています。

ざっくり言ってしまえば、世界的に見ても「働けるだけ働いてください。」という世の中に向かっています。

いわゆる「フルタイム」という労働は、一週間のうちに、5日間勤務して2日間休養するという働き方です。

これを少し長期間でみた形が、40年間働いて、老後に20年程休むという、ライフスタイルだとも言えます。

これが、40年働いても、さらに20~40年働くということになります。

いわゆる「新卒一括採用」という方式が主流であった時代は、就職というのは、

全てにリミットがある中で選択することになります。

ある意味で「妥協の産物」であったとも言えます。

そうではないと言い切れる人は、おそらく少ないのではないでしょうか。

トータル的にどうにか妥協できるから、やりがいをみつけて、がんばれた。

休養があるから、なんとか奮起しながらがんばれた。

それが、いつまでたっても、休日はやってこないという状態になります。

つまり、いやなことはほどほどにしないと・・・もっと言えば、「好きな仕事」でないと、働き続けることは、できないのではないかと思います。

少なくとも私には無理です(笑)。

これまで、何となく、「安定性」など、漠然とした他人の評価で選んでしまっていた仕事も、

ごまかしながらやり続けることが難しくなった時、本当に自分にとってどうなのか、多くの人が真剣に向き合うことになります。

会社や組織が安定していても、自分が働き続けられなければ、長期間労働時代には労働者にとって無意味だからです。

みんな、自分の人生に向き合う時代へ

しかし、ある意味では、他人目線ではなく、自分の目線で、本当の意味で人生に向き合うことができる。

真剣に考えるから、自分の望む人生を実現できる。

それは、会社で働いても、起業しても、複業でも、なんでもOKですが、少なくとも自分の望む働き方を選択する時代になると思います。

そんな、素晴らしい時代であるとも言えます。

「働き方改革」とう言葉がまだない、10年以上前、私は労働時間を短縮する必要性を感じて、様々な工夫や取り組みをしていました。

その頃は、まったく周囲には理解してもらえませんでしたが、労働人口の減少は統計上確実に予測できるため、必ず労働時間に向き合う時代になると確信していました。

時代はかわり、「働き方改革」が実現しているかは別として、世間の「常識」は全く変わっていったのは周知のとおりです。

「好きな仕事で生きていく」と誰かに話したら、「そんなの一握りの人だよ・・・」と言う人もいるかもしれません。

しかしながら、実際に実現することができました。

その時の選択は本当に良かったと思っています。

今の働き方であれば、生涯現役でも全く、苦になりません。

というか、毎日の仕事も楽しいです。

ほぼそんな状態にLIFE SHIFTすることできました。

そして、好むと好まざるとに関わらず、そのような時代になっていくこともまた、確信しています。

それは、きっと素晴らしい時代になるということではないでしょうか。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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