2023年ブルーベリーシーズンのいろんなこと総括~今年もありがとうございました~vol676

観光農園の始め方
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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ブルーベリーの森あづみの、ブルーベリー観光農園2023年のシーズンは9月18日に終わりました。

たくさんのご来園、通信販売でのご注文をいただき、ありがとうございました。

2023年シーズンを振り返ってみたいと思います。

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ブルーベリーの栽培と収穫

2023年は降水量は「並」だけど、「やたら暑い」年でした

今年は、暑い年でした。

8月、9月の平均気温を、ここ10年平均(以下、便宜上、「平年」と表記します)と比較してみましたが、統計的にも有意な差がある「暑い年」でした。

一方、8月の降水量は、平年と差が無く、9月は平年より少ないという結果になりました。

しかし、よくよくデータを見比べると、9月は5年程の周期で、雨が少ない年が周期的にあることがわかり、5年平均毎に15年分を比較すると、9月も、決して、異常な降水量ではないと推察されます。

※検定結果など検討内容の詳細は、別記事をご覧ください。

ざっくり言うと、「降水量は並だけど、気温が高い、乾燥しやすい気候」でした。

そして、9月は周期的におこる雨の少ない年と重なっていました。

ブルーベリーは、品種によっては実がシワシワになる場合もありましたが、全体的には大きな被害ではありませんでした。

(乾燥でシワができた実。全体的には大きな被害では、なかった)

下草を、摘み取りに支障とならない程度にギリギリ残しながら、保湿に努めたこと、ラビットアイ系の耐暑性が発揮されたものと思われます。

ちなみに、ハイブッシュは収穫期を過ぎていましたが、こちらも、特に水切れ等で萎れることはありませんでした。

ブルーベリーの推定収量は昨年の2倍程度

産直販売等では、出荷量がわかるため、収穫量がわりと正確に算出できます。

しかし、お客さんが食べる量は、わからないですし、当然バラツキもあります。

したがって、便宜上、来客数×平均摘み取り量で算出しています。

平均摘み取り量は、聞き取りや、観察していての経験的な数値です。

それらを合計すると、概ね昨年の2倍を少し超える程度となりました。

今は、ブルーベリーが大きく成長している時期なので、2倍、3倍になるのは珍しくないと思いますが、気候が厳しいという条件下では、ありがたいことだと思いました。

ブルーベリーの収穫期間が長かった

収穫期間も長かったように思います。

全国的にみると、「早く熟してしまい、早く終わった」という情報もあり、うちの状況とは矛盾しているようにも思います。

9月の雨が少ないため、実が痛むことがあまりないことや、全体の収量が増えると同時に収穫期間も延びた可能性があります。

収穫できる品種が少なくなってきたので、観光農園は9月18日まででしたが、販売は9月25日くらいまでできたので、実質的には9月下旬まで収穫することができました。

ブルベリー観光農園来客数

コロナの影響も少なくなったせいか集客数は3割以上増加してました。

同じシーズンに何回もリピートしていただいたり、

県外からのリピーターも多くご来園いただき、本当にありがたいと思いました。

お客さんとお話していく中で感じた「満足度」や「方向性」といった面からも、かなり手ごたえをかんじました。

今年から登録した「じゃらん」からのご来園は、最初はそれほど多くありませんでしたが、口コミを投稿して頂いてから、後半に伸びた形です。

口コミはかなり大切だと感じました。

SDGsクイズビンゴは、キャンペーンをやったこと自体初めてでしたが、自分自身も楽しいなあ・・・と感じました。

かなり好評で、用意した景品は1個しかのこりませんでした。

ブルーベリー狩りは体験サービスですが「形が残る」思い出もセットにできるのはいいことかもしれません。

(SDGsクイズビンゴに書いてもらった感想)

コミュファctcさんとのコラボ企画で、プレゼントキャンペーンもやらせていただきました。

こちらも好評で、このためにご来園する方もいました。

来年以降も企画が継続されるのかはわかりませんが、継続するのであれば、またやりたいと思います。

インターネット上の広告(リスティング広告)も、試行し、閲覧数は増えましたが、リスティング広告経由での成約率がわかりにくいため、効果の判定が難しいと感じました。

リスティング広告を来年以降継続するのであれば、予約フォームのアンケートにも「WEB広告」という項目を入れる必要があると思いました。

ブルーベリーの産直販売(通信販売)

直販の販売件数も20培以上となりました。

昨年のbaseでの販売は比較的小規模でしたが、今年から本格稼働しました。

今年から始めた食べチョク、楽天ファーム(楽天市場)での販売が、かなり伸びた形となりました。

こららの産直サイト等は、基本的にオーガニック市場ですので、昨年取得した有機JAS認証も効果的であったと言えます。

課題としては、家族経営ですので、労働力が不足気味であったことです。

観光農園と並行しての作業は、正直、大変でした。

それでも、妻と子供たちとも協力してもらいながら、時間を工夫して、注文どおりこなすことができました。

来年以降も増やしていく予定であり、雇用も検討していきたいと思います。

ブルーベリーの直売所販売

直売所の出品数も大幅に増やしましたが、ほぼ毎日完売となりました。

全体で400パック程販売することができました。

こちらも、昨年より大幅に伸びた形です。

事業の収益化へ

観光農園、産直販売、直売所をうまく組み合わせながら、今年のブルーベリーは、ほぼ収穫しきったと言えます。

総括して、事業全体としては、3倍以上の増収となりました。

課題はまだまだありますが、いわゆる生業として一定の目途が立ったと言えると思います。

2019年から初めて依頼、正直なところ、初めてホッとしました。

来年にむけて

2023年は、観光農園、産直販売、直売所の組み合わせで今年は、ほぼ全て売り切ることができました。

ブルーベリーたちは一回り大きくなって、来年も収量が増える見込みですので、これら3つの総数を増やす必要があります。

観光農園の来客数は、すごく伸びしろを感じていますので、じゃらん等の発信力のあるものもうまく活用しながら、積極的に日々の情報発信をしていこうと思います。

販売も、まだまだ伸びしろがあります。

特に産直販売が期待できますが、販売量を増やすには、今よりさらに労働力が必要なため、雇用等による労働力の増を検討する必要があります。

販売する見込みが立てば、労務などへの投資を躊躇なく行えるのが大きいです。

資金面で悩むことはありませんので、仕組みづくりを中心に考えていこうと思います。

来年のことを考えるとワクワクするということは、今年は良いシーズンであったのではないかと思います。

お客様、私の事業に関わっていただいた皆様、ブルーベリーたちにも本当に感謝です。

引き続き、がんばっていこうと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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