植える前に「ハツカダイコン」を植える?~キュウリ栽培のコツ~vol418

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーやナッツのほか、自然栽培の野菜も作っております。

3~4月は夏野菜の準備をしているところです。

無農薬で育てるためには少しばかり工夫が必要となってくるわけですが、

今回は、「キュウリ栽培の準備」ための「ハツカダイコンの栽培」について書いてみました。

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キュウリの植え付け前にハツカダイコンをまく理由

(↑四葉きゅうりが好きなので、自家採種しながら栽培しています)

ハツカダイコンで「ウリハムシ」を防ぐ

キュウリの栽培の前には、畝の真ん中あたりに、「ハツカダイコン」の種をまいておきます。

これは、「ウリハムシ」という害虫を防ぐためです。

ウリハムシは、ウリ科の作物の葉や実を食害する害虫で、成虫が飛来して葉っぱなどを食べます。

自由に移動できるため、手で取るにも限界があります。

そのため、ウリハムシが避けるハツカダイコンをあらかじめ栽培しておくことで、被害を予防します。

とくに生育の初期に、食害を受けると生育がおくれてしまうため、植え付けの少し前に栽培しておくことが大切です。

ちなみにキュウリを植えつける際に、つる割れ病の予防でネギを一緒に植えますが、このネギもウリハムシは嫌うそうです。

ハツカダイコンの種まきの方法

具体的な種まきの方法について解説します。

草を刈って蒔き床をつくる

クワを使って、クワ幅くらいの幅で草を取り除きます。

このとき、耕すというよりは、表面だけを削ります。

土壌の構造を壊さないように、地中深くまで耕さないように注意します。

草をよけたら、凹凸がなるべくないように均しておきます。

種を蒔く

筋状にまく「筋まき」でも、ばらまくような「ばら蒔き」でもOKです。

私は「ばら蒔き」にしています。

刈草を敷く

(↑よく踏んで鎮圧します)

刈草を敷いて、よく踏みながら鎮圧します。

アブラナ科はすぐに発芽してくるので、刈草などで「草マルチ」して湿度が保てれば、土をかけなくてもOKです。

ただし、踏んだりしてよく鎮圧し、土と密着させておく必要があります。

この場合の草マルチは適度な隙間できるイネ科草本が適しています。

(↑「スズメノカタビラ」この時期に貴重なイネ科の雑草)

この時期はイネ科草本は少ないですが、通路の片隅に生えていたスズメノカタビラを草マルチに使わせてもらいました。

この日は、午後は雨予報だったので、そのタイミングを狙って蒔きました。

きゅうりの苗も順調に育っており、あとひと月ほどで植え付けになります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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