農業の「栽培記録」のメリットいろいろvol543

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの森あづみの(幸せフルーツ工房)では、ブルーベリーのほか、ハーブやヘーゼルナッツ、野菜なども栽培しています。

おそらく、農業をやっている方は何らかの形で「栽培記録」をつけている方が多いのではないかと思います。

農業はいろいろな作業を計画的にこなしていったり、資材や機械などの管理、販売管理も並行して行っていくため、意外と年間のオペレーションが複雑だと思います。

その時、「栽培記録」がかなりと役に立ちます。

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自分の栽培歴ができる

自分の育てている作物はいつ種を種をまいたのか。

間引きをしたのか。

除草はいつで、収穫はいつ頃。

という「自分の栽培歴」ができます。

それらの時期に反省点があった場合は、記録しておけば、忘れずに来年に活かすことができます。

計画が立てやすい

(私がつけている記録例)

自分の栽培歴ができると、次年度の計画がたてやすくなります。

かかった時間も併せて記録しておくことで、どれだけの労務が必要かも計算することができます。

今のところ基本的に一人作業ですが、定量化しておくことで、誰かに手伝ってもらったり、雇用を考える上でも、あらかじめ計算がしやすくなります。

コツとしては、私は、一行に複数の作業種を入れないようにして、1レコードとして記録しておくようにしています。

「見る表」というよりはデータベースとして作ることで、分析や計算に利用できるようになります。

農業以外の集客や広報、販売にかかわる時間などビジネスにかかわるものは全て記入しています。

さらに、使用した資材や機械器具なども記録しておくと、必要なものが後々になっても漏れがなく準備できます。

価格が決めやすい

労務が計算できていると、「価格」の決定の参考とすることができます。

私は、価格は原価よりも、自分がいただきたい金額を優先して設定していますが、

自給換算してみると、自身が頂きたい金額のイメージがわきやすくなります。

そして、その価格で販売するためには・・・をマーケティングで考えていきます。

いろいろな申請にも便利

さらに、補助金や各種認証などの手続きなどに、記録を求められるケースも少なくありません。

記録が管理されていると、手続きがよりスムーズにいきます。

まとめ

日々の農業ビジネスを「記録」をすることで、様々な定性的なものが、より「定量的」になってきて、分析や計画、価格の決定、申請などにも活かすことができます。

趣味の家庭菜園をやっていた頃から記録はつけていましたが、本格的に農家になってからも、やはり「記録」は、本当に役に立つと感じています。

サラリーマン時代も、一日の記録は必ずつけていました。

当時、あまりに忙しすぎて、記録して戦略的に計画しないと、仕事が全く終わらなかったため、その頃からの習慣です。

私はExcelで記録するのが使いやすいですが、自分が使いやすものなら何でもいいと思います。

スマホなどでも管理できたら、さらにこまめに記録できそうな気がしていますので、そういった方法も検討していきたいです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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