「急ぐ」のと「焦る」ことの違い~焦ったときに心を調整する方法~vol671

焦りのイラスト 観光農園の始め方
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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今年のブルーベリー狩りは、7月29日から始まります。

開園までおよそ、3週間です。

毎年、この時期は焦っている気がします(笑)。

しかしながら、「急ぐ」のと「焦る」のは、かなり違うのではないかと、最近思いました。

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「焦る」と「急ぐ」の違い

「焦る」状態というのは、気持ちが急いているという状態です。

「早くやらなければ」ということに、心が支配されていて、他のことに目が向く余裕がなくなっています。

神経も過敏になっているので、感情も揺れ動きやすく、体力や精神面のエネルギーロスも大きい傾向にあります。

「急ぐ」という状態は、作業スピードだけでなく、優先順位を見直したり、工程を最適化して、効果的にスピードを効果的に上げていくことです。

冷静に状況を見極めることが大切となってくるため、本当に急ぐ必要のある場面では「焦り」は、作業スピード以外の面ではマイナスに働きます。

「焦って」いるからといって「急いで」いることにはならない場合も多く見られます。

「焦り」は「不安」から

「焦って」いるとき。

ほとんどの場合「不安」とセットになっています。

「開園が間に合うのか?」、「今年もお客さんは来てくれるのか?」、「お客さんの期待に応えられるのか」、「ブルーベリーは美味しいのか?」・・・・不安をあげればきりがありません。

前提として不安が無くなることは決してありません。

何がうまくいっても、必ずと言っていいほど次の不安が出て来るからです。

例えば・・・

お客さんが来てくれた→期待に応えられなかったらどうしよう?

お金をもうけても→お金が無くなったらどうしよう?

といった具合です。

さらに、焦っている本当の理由は実は「不安」そのものでもありません。

失敗してはいけない。失敗すると自分には価値がない・・・といった「観念」が実際には焦りを生みます。

不安の感じやすさは、人によって違いますが、誰でも、ごく普通に起こる現象のようです。

私自身も本当によく陥っていまいます(笑)。

それでも・・・少しだけ落ち着いたら、意識して「思い出す」ようにしています。

うまくいかなくても「暖かく見守ってくれた。」「意外と世界は優しかった」「どうにかなった」

うまくいかなくても、いっても、大丈夫だったという経験を思い出してみるんです。

紙に書いて、具体的に現わしてみるのがよりオススメです。

意外と多いと思いませんか?

うまくいってもいかなくても、価値がある!

それだけは忘れないようにしたいです。

「急ぐ」ためには身近な人を大切にする

焦っている時に、なるべく焦らないで急ぐコツはもう一つあります。

「身近な人を大切にする」ことです。

そんなの当たり前じゃないか・・・と、言われそうですが、

実は、焦っているときは、心が硬直してしまっていて、感謝をすることが難しくなることが多くなります。

身近な人は、焦って、あなたが頑なになっている状態だと、手を差し伸べにくくなってしまいます。

さらに、ここでいう「身近な人」とは、「自分」を含みます。

自分自身を大切にして、リラックスタイムや休憩を、いつもより意識してとることが大切です。

こうやって、意識して「緩んだ」状態を作ることで、焦って頑なになっていた「心の柔軟性」がもとにもどり、

不安によるエネルギーロスが減ったり、優先順位が最適化されたり、別のアイディアが浮かびやすくなります。

さらには周りの協力も得られやすくなっていきます。

結果、焦らず「急ぐ」ことができるようになります。

「緩んだ方がうまくいく」、逆説的ですが、実際そうなることが多いような気がします。

まとめ

「不安」からくる「焦り」。

実は、開園当初から、毎年繰り返しているのが正直なところです(笑)

でも、繰り返しすぎて、いいかげんイヤになってきてから・・・このような結論にいたりました。

うまくいっても、いかなくても、OKだったことを「思い出す」。

焦ったら、自分も含めた、「身近な人を大切に」。

そんなシンプルなことですが、効果はてきめんなので、おすすめです。

でも、来年にはすっかり忘れてしまって、毎年、とりあえず最初は焦るという私です(笑)。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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