【畑の冬草、驚きのポテンシャル!】脱サラ元公務員のひきよせ農業vol.48〜ブルーベリー&自然栽培

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脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました。かんざきたつや、36歳です。

 現在は、農業法人を退職し、独立起業の準備をしており、子どもたちの笑顔あふれる、「たくさんのひとたちの思い出づくりをお手伝いするブルーベリー農園」を創るべく、日々まい進しております。

 脱サラ(脱公務員)の経緯や、農業、そしてブルーベリー観光農園を志した経緯、やりたい農園のコンセプトなどについては、以下の過去記事をご覧ください。

 

tty-kanzaki.hatenablog.com

tty-kanzaki.hatenablog.com

tty-kanzaki.hatenablog.com

  

 起業のため、某農業法人を退職し、現在は、ブルーベリー観光の開園準備を本格的に始めており、長野県安曇野市で農地を探しています

 

☆こうご期待☆

 

今回は、冬の畑をみていて、THE  WILD PLANTS(THE 雑草)にびっくりしたことを書いてみたいと思います。

 

 

 

1.冬草の雑草

秋から冬にかけて生える雑草は、畑の状態にもよりますが、ある程度耕作されていて、畑が肥えており、土壌酸度(PH)が中生に近いような状態であれば、

「ナズナ」「ハコベ」「オオイヌノフグリ」「ヒメオドリコソウ」「ホトケノザ」などが繁茂します。

 

いずれも、冬の間は、寒さに耐えるために、地面を這うように生えており、春に気温が上昇すると同時に、花を咲かせます。

 

2.冬草さんありがとうございます!

 夏に繁茂するイネ科の草本などに比べて、草丈が低いものが多く、花を咲かせて枯れるため、作物にはあまり害がありません。また、背が高くなる夏草の成長を抑止してくれる効果があります。

 

 また、霜や乾燥による害や土砂の流出を防止してくれる上、雨による土の跳ね返りのなどを防ぎ、葉物野菜の葉の間に土も入らない、などの効果もあります。

 

 そのため、基本的に苗などを植える場所だけ刈り取って、あとは、そのままにしておきます。

 

 これは、たまたま私が、不耕作(耕さない)で極力雑草を活かす方法をとっているからですが、全面を耕すことが前提であっても、冬草はなるべく、ぎりぎりまでそのままにしておいた方がメリットが大きいように感じます。

 

 冬草さん、ありがとうございます!

 

3.始動が超早いぞ、オオイヌノフグリ!

 

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(1)オオイヌノフグリとは

 畑を借りていた当初はちょっと畑が痩せていたのか、これらの冬草がそれほどみられませんでしたが、最近では、「ハコベ」「ナズナ」「ヒメオドリコソウ」「オオイヌノフグリ」などが多く見られるようになりました。

 

とくに最近、よく見かけるのが「オオイヌノフグリ」です。

 

オオイヌノフグリは、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年生草本です。

2月~6月にかけて青色の花を咲かせます。

日当たりのよいところを好みますが、開けていれば日蔭でもOKです。

実は外来種であり、ユーラシア・アフリカ原産。

明治時代前半に日本に入ってきたとか。

在来種の「イヌフグリ」という植物もあるようですが、オオイヌノフグリとの競争に負けているのか、現在では、ほとんど見られないそうです。

 

(2)特徴的な戦略

特徴的なのは、関東であれば温かければ2月でも、早い時期にさっと花を咲かせてしまいます

長野県でも3月の温かい日には花を咲かせているように思います。

 

これを可能とするのは、冬の間にこつこつと葉を茂らせている、スタートの速さです。たしかに今、畑を見ると他の雑草と比較しても、葉が茂っている面積が多いです。

 

凍らないように、葉には糖分を多く分泌して、耐えているそうです。

また、夏に枯れた、イネ科草本の下で、寒さをしのいでいるようにも見えます。

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(枯れたイネ科草本の下で繁茂しだすオオイヌノフグリ)

 

オオイヌノフグリは、草丈が10~25cm程と小さいことから、ほかの雑草が繁茂してくる前に、先駆けてこのような、戦略をとっていると言われています。

 

眠っているように見えて、実は動いている植物の世界、驚愕でした。

 

(参考資料)

  • 雑草と楽しむ庭づくり オーガニックガーデンハンドブック(曳地トシ+曳地義治、築地書館)
  • 農家が教える自然農法(農文協)
  • これならできる!自然菜園(竹内巧、農文協)

  

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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